※写真上=200、400、800m自由形で記録を飛躍的に伸ばした吉田
写真◎小山真司/スイミング・マガジン

 池江璃花子、酒井夏海が日本代表として国際舞台で活躍する一方、同年代の選手たちも目立った。2018年、池江、酒井以外が樹立した高校新記録は計5個、3選手によるものだった。

 まず、日本代表として国際舞台で戦った小堀倭加(湘南工科大附高3年)は、パンパシフィック選手権400、1500m自由形で高校新、800m自由形でも自己ベストを更新した。そしてアジア大会ではさらに自己ベストを更新した800m、そして1500mで二つの銅メダルを獲得した。世界で戦うレベルには、あとワンランク上を目指さなければならないが、着実にその布石を打つ1年となった。

画像: 初のシニア日本代表で自己ベストを更新した小堀 写真◎小山真司/スイミング・マガジン10月号P14より

初のシニア日本代表で自己ベストを更新した小堀
写真◎小山真司/スイミング・マガジン10月号P14より

 今季、男子でもっとも成長を遂げたといえるのは吉田啓祐(日大豊山高3年)。4月の日本選手権では200、400m自由形で予選含めた計5レースすべてで自己ベストを更新。8月のインターハイでは記録面でいまひとつだったが、もっとも重きを置いていた10月のユース五輪で躍動。800m自由形で高校新(2位)、400mでも3位に入り、二つのメダルを獲得した。そして周囲を驚かせたのは、11月の北島康介杯。「全く(自己ベスト)が出る気がしなかった」という200m自由形の予選でユース五輪でマークした自己ベストをいきなり1秒17更新、さらに決勝でもさらに0秒56記録を伸ばし、7年ぶりの高校記録更新を果たし、2019年世界選手権の800mフリーリレーメンバー入りの有力候補となった。

 世界のトップレベルとの差が徐々に開きつつある男子100mバタフライでは、石川愼之助(パル西尾・中京大中京高3年)がインターハイ決勝で51秒92の高校新をマーク。一躍、2019年の世界選手権代表候補に名乗りを挙げた。

画像: 快心のレースで高校新を樹立した石川 写真◎榎本郁也/スイミング・マガジン10月号P19より

快心のレースで高校新を樹立した石川
写真◎榎本郁也/スイミング・マガジン10月号P19より

 石川のインタビューは2019年2月号(1月11日発売)に掲載しているので、ご覧いただきた。

◎2018年に樹立された高校新記録(池江璃花子、酒井夏海以外の個人種目)

★男子200m自由形/1.47.02
吉田啓祐(日大豊山高3年)
[11月:北島康介杯決勝]
★男子800m自由形/7.53.85
吉田啓祐(日大豊山高3年)
[10月:ユース五輪決勝]
★男子100mバタフライ/51.92
石川愼之助(パル西尾・中京大中京高3年)
[8月:高校選手権決勝]
★女子400m自由形/4.09.04
小堀倭加(湘南工大附高3年)
[8月:パンパシフィック選手権決勝]
★女子1500m自由形/16.14.22
小堀倭加(湘南工大附高3年)
[8月:パンパシフィック選手権決勝]

文◎牧野 豊(スイミング・マガジン)

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