開きを抑えたカットボーラーの技術

 昨夏の甲子園に出場した報徳学園高・木村勇仁の投球フォーム。

写真/ベースボール・クリニック

 甲子園初戦(2回戦)の聖光学院高との試合では6回無死一、二塁のピンチにリリーフ登板し、後続を連続三振と三ゴロに抑えた。7回以降も無失点に抑え、3対2での勝利に大きく貢献した。

 指導する大角健二監督によると、3年春の時点で最速は140㌔を超えていたものの、打ち込まれるケースが多かったという。打者目線で開きが早く、非常にボールをとらえやすいフォームが欠点だった。

 そこで修正したのがグラブ側の腕の使い方。グラブ側の腕を肩の内外旋で操るようにし、特に並進移動中は肩を内旋させることでカベをつくっている。

 また、ステップ足を上げた状態からリリースまで直線的に頭の位置を移動させて投げにいっていた動きを、一度、真下に落としてからリリースに向かうように変更。L字を描く頭部の動きで、軸足股関節に重心が乗ってから投げることが可能になった。

 武器であるカットボールがより生きるフォームとなり、大角監督が「夏に甲子園に行けたのは木村のおかげ」と賛辞を送る活躍につながった。

木村勇仁きむら・ゆうと
兵庫県・報徳学園中出身
172cm65kg/右投右打

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