[AD] [近代柔道スペシャル対談]
注意すべき皮膚疾患!
トンズランス感染症、水虫・たむしの攻略法とは?

瀧本 誠
[シドニー五輪81kg級金メダル]
×
比留間 政太郎
[順天堂大学特任教授/お茶の水真菌アレルギー研究所長]

トンズランス感染症は国内ではその存在が知られるようになってきましたが、その治療法や予防法の周知についてはまだ十分ではありません。そこでシドニー五輪81kg級金メダルで現在は駒澤大学柔道部部長で指導者として活動する瀧本誠さんと、日本のトンズランス感染症研究の第一人者である医学博士の比留間政太郎順天堂大学特任教授が対談。トンズランス感染症の治療法や水虫・たむしの対策について語りました。

■トンズランス感染症とは?
・体部白癬…直径1~2㎝のカサカサしたピンク色の発疹が表れる。柔道衣がすれる顔、首、上半身に、単発あるいは複数表れる。

画像: 瀧本 誠 [シドニー五輪81kg級金メダル] × 比留間 政太郎 [順天堂大学特任教授/お茶の水真菌アレルギー研究所長]

・頭部白癬…ふやけたカサブタが少しできる程度の症状の軽いものが多い。ひどい場合は、頭皮が盛り上がり、膿が出て脱毛が発生。治療せずに放置すると、症状がなくなるが、菌は毛穴の中に隠れているだけで治っていない。

格闘技選手の間で感染が多く見られる
トンズランス感染症

瀧本 トンズランス感染症について日本の柔道界では認知が進んできているように思えます。でも、まだ知らないという人も多いと思います。改めてどんな病気か教えていただけますか。

比留間 トンズランス感染症は、今から約20年前に外国から入ってきた白癬菌が引き起こす皮膚病です。柔道をはじめ、格闘技やレスリング、相撲など、皮膚がぶつかり合う競技をしている人の間で主に感染者が確認されています。柔道では2001年ごろから大学柔道部の部員の間で集団発生し、その後、全国的に広がっていきました。

瀧本 水虫・たむしの一種と考えていいですか。

比留間 そうですね。白癬菌は寄生する部位によって呼び名が変わります。足の皮膚に寄生すると「水虫(足白癬)」、爪に寄生すると「爪水虫(爪白癬)」、皮膚に付くと「たむし(体部白癬)」、股の皮膚に付くと「いんきんたむし(股部白癬)」、頭髪の毛の中に菌が入ると、「しらくも(頭部白癬)」になります。トンズランス感染症はこの頭部白癬を起こすものが多く、強い炎症があってつらいです。特徴としては、ふつうの水虫より感染しやすく治りにくいということです。

瀧本 感染しやすく治りにくい…。

比留間 ですから、発症が認められたらすぐに専門医を受診し、内服薬による治療を受けてください。感染しているのに適切な治療を受けず、そのままにして症状が治まったように見えても、実は治っていません。いわゆる無症候性キャリアという状態です。

瀧本  症状が出なくなっても、治ったというわけではないということですね。

比留間 そうです。そういう人は知らず知らずのうちに、白癬菌を周りにばらまいてしまいます。これが一番困る。白癬菌は、細かい傷口から感染することが多いんです。柔道の場合、柔道衣がすれる手首や襟元、上半身から感染することが多いようです。また、首のあたりから感染すると、頭部の毛穴に入ってしまいます。

適切な治療と検査でチェック

瀧本  僕自身、トンズランス感染症のことを詳しく知ったのは、実は4年ほど前のことです。駒澤大学の柔道部部長着任にあたり、受講した指導者講習会で知りました。そこからさらに勉強して対策を立て、現在では、練習前後の道場の消毒はもちろん、練習前に部員同士で目視でチェックをしあうこと、練習後にはシャワーを浴びて清潔を保つことを徹底させています。

比留間 それはすばらしいですね。白癬菌は洗い流すことも大事です。柔道衣もこまめに洗うのが理想ですが、日光にあてて乾燥させ、はたくだけでも菌が落ちますから対策になります。それと、やはり定期的に検査をして保菌しているかどうかを調べたほうがいい。専門医で検査を受けることもできますし、我々トンズランス感染症研究会では、毎年、東京都柔道連盟に登録している柔道選手約1000人を対象に検査を行っています。駒澤大もこの検査を受けていますよね。  

瀧本  はい、毎年受けています。  

比留間 この検査を始めた20年ほど前は、約1000人中、10〜15%が感染していました。その後、啓蒙活動を粘り強く行ってきたおかげで、年々少しずつ比率が下がってきまして、近年は約5%となっています。でも、5%以下になかなか下がらない。 

瀧本  そこから下げるためにはやはり、選手や指導者、関わる人すべての意識向上が必要ですね。 

治療は柔道をするうえでのマナー

瀧本  対策として大切なことは何かありますか。 

比留間 道場や柔道部内での感染だけでなく、家族内感染も気をつけなければいけません。柔道をしているお子さんのいる家庭では、感染の疑いがあると思ったら、専門医へ連れていくのはもちろん、指導者に早めに報告してください。言いにくいという人もいますが、そこはしっかり伝えて、道場単位での対策を取ることをおすすめします。 

瀧本  トンズランス感染症の予防と治療、そして対策は、柔道をするうえでのマナーとしてとらえることが大切ですね。僕は柔道の普及に力を入れているので、こうした病気が蔓延するようなことになると、柔道のイメージに影響が出かねません。ですから、柔道に関わる人、みんなで気をつけていけたらいいと思います。 

比留間 おっしゃるとおりです。トンズランス感染症研究会のホームページでも症例を含め、情報を提供していますので、ぜひそちらをご覧いただき、治療と予防に役立ててほしいと思います。 

瀧本  柔道は日本発祥の武道であり、世界中に広がったスポーツです。柔道修行は人間教育をその目的としていますから、単に試合に勝つだけではなく、柔道を通して社会に貢献できる人が一人でも多く育って欲しいです。また、たくさんの人に柔道に触れてもらい、その魅力を知ってもらいたいとも思っています。 

知っておきたい、水虫・たむしの攻略法

瀧本  白癬菌のお話を聞いていて、中学校時代を思い出しました。ある日、柔道部の友だちの手首に丸い輪っかができてただれていたんです。ちょうど腕時計みたいな感じです。ものすごくかゆいと言っていました。今思うと、たむしにかかっていた同級生がいたので、彼からうつったのかもしれませんね。どちらも治療をしていなかったと思いますし、そもそも治療が必要だという認識の人は、当時はほとんどいなかったと思います。 

画像1: 知っておきたい、水虫・たむしの攻略法

比留間 白癬菌はカビの一種で、水虫、たむしの原因にもなります。水虫やたむしにかかった人と接したから感染するのではなく、白癬菌に接してかつ長期間、皮膚に潜伏してかかるので、長時間、靴を履いたり、激しいスポーツなどは白癬菌の繁殖には好ましい環境です。  

瀧本  予防は清潔にしておくことになりますか。  

比留間 そうですね。繰り返しになりますが、感染しているかもしれない、と思ったら皮膚科専門医の治療を受けてほしいと思います。受診前、必ず電話をして「柔道をしていてトンズランス感染症が心配です。治療をしていますか」と確認してください。専門医でないと適切な治療を受けられない場合もありますから、注意してください。 

瀧本  病院に行く時間がないという人もいるようですが、『ブテナロック』のような市販薬を使うのはいかがでしょうか。

比留間 専門医による治療が何しろ第一ですが、自身で水虫・たむしがはっきり判断できる場合はそれもひとつの手です。ただし、見た目の症状が消えても、治ったことにはなりません。治ったかどうかはっきりしない人は、専門医の診断をお受けください。 

画像1: [近代柔道スペシャル対談]
注意すべき皮膚疾患!
トンズランス感染症、水虫・たむしの攻略法とは?

Profile
比留間政太郎
ひるま・まさたろう/お茶の水真菌アレルギー研究所所長。順天堂大学特任教授。トンズランス感染症研究会主宰。比留間皮膚科耳鼻科医院副院長。1974年、東京医科歯科大学医学部卒。2012~2014年日本医真菌学会理事長。2013年まで順天堂大学医学部付属練馬病院皮膚・アレルギー科教授。医学博士。
●トンズランス感染症研究会ホームページ

画像2: [近代柔道スペシャル対談]
注意すべき皮膚疾患!
トンズランス感染症、水虫・たむしの攻略法とは?

Profile
瀧本誠
たきもと・まこと/1974年12月8日生まれ、茨城県出身。日本大卒。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了。2000年シドニー五輪81kg級優勝したのち、2004年から総合格闘技で活躍。その後、2010年9月から柔道指導者として活動を開始。現在は駒澤大学総合教育研究部スポーツ・健康科学部門准教授、駒澤大学柔道部部長、東京学生柔道連盟理事を務める。

画像2: 知っておきたい、水虫・たむしの攻略法

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