写真上=2年ぶりにアメリカのリングに登場するパッキャオ(左)。相手は4階級制覇のブローナーだ
写真◎Getty Images

1月19日/ラスベガス(アメリカ・ネバダ州)
WOWOWで1月20日正午より生中継

★WBA世界ウェルター級タイトルマッチ12回戦
マニー・パッキャオ(フィリピン)対エイドリアン・ブローナー(アメリカ)

 これまでパッキャオの試合は、その戦力に絶対的な信頼が置かれた上で、語られてきたものだ。だが、今度ばかりは事情が違う。アメリカのリングに2年ぶりに登場する戦いは、その信頼自体を問うものになる。

 何ものもを怖れることのない、その圧巻の攻撃力。中間距離を起点に思い切り踏み込んで、サウスポースタンスから左ストレートを飛ばす。右のフックも強烈だ。魅惑のボクシングは、ミンダナオの極貧の環境から地下ファイトを経由して、スターダムに這い上がった彼のサクセスストーリーをなお雄弁にさせた。パッキャオはまさしくアジアの英雄そのものだった。

 ただし、年齢的なものに加え、国会議員の激務による負担もあったか、その力量は長期低落傾向にあるとされて久しい。9年間もKOから遠ざかったのも、その証拠とされた。実際、フロイド・メイウェザー(アメリカ)との世紀の対決に敗れてからは、一戦ごとに歴戦の疲れが見られるようになった。昨年7月、ルーカス・マティセ(アルゼンチン)相手に、久々のストップ勝ちでWBAレギュラー王座を手に入れたものの、かつての強さと見比べれば、本調子でないのは明らかだった。

 そのパックマンが対戦するブローナーは、とても一筋縄にはいかない。確かにデビューから一気に3階級制覇したころの勢いはなくなった。4階級目の世界王座(WBAスーパーライト級)を手に入れたアシュリー・テオフェン(イギリス)戦を加え、ここしばらくピリッとした戦いはない。マルコス・マイダナ(アルゼンチン)、ショーン・ポーター(アメリカ)、マイキー・ガルシア(アメリカ)らのトップレベルには負け、エイドリアン・グラナドス(メキシコ)に勝った試合も2−1判定。ジェシー・バルガス(アメリカ)とも引き分けている。

 物議を醸す言動に、奔放な私生活がブローナーの潜在能力をむしばんでいる、そんな意見もあるが、なぜかこの男、とても人気はある。あのとてつもないほどのハイセンスが復活し、KOを次々に生み出した戦力が蘇ってくるれるはずという期待感。それに、どこか憎めない悪役キャラのおかげもあるのだろうか。

 ブローナーが本来の柔軟さを活かしたボクサーパンチャースタイルで戦えば、パッキャオがいとも簡単にコントロールされる可能性もある。少なくとも前戦の調子のままなら、そうなるはずだ。一度は袂を分かったフレディ・ローチとのタッグを復活させたことで、新たな起爆スイッチを見つけたか。注目はその一点にかかる。

 とにもかくにも、パッキャオにはあとはない。負ければ、PBCと好条件で契約したのもすべてが無になりかねない。さらに老いた姿をこれ以上見せるのは、そのプライドも許さないはずだ。勝つしかない。難しい戦いになるのは間違いなくても、それしかない。

パッキャオ:40歳/69戦60勝(39KO)7敗2分
ブローナー:29歳/38戦33勝(24KO)3敗1分1無効試合

◆井上拓真の次戦を見据えて、WBC王座決定戦も見逃せない

★WBC世界バンタム級王座決定戦12回戦
ルーシー・ウォーレン(アメリカ)対ノルダン・ウバーリ(フランス)

2度目の世界王座を狙うウォーレン
写真◎Getty Images

 この試合の勝者が、WBC暫定チャンピオン井上拓真(大橋)が正規王座を賭けて臨む次戦の相手となる可能性が大きい。そういう意味でも日本のファンの関心を惹くはず。なんと言っても、この両者の対戦が3度も延期されたために、暫定タイトルが設けられた。きちんとどちらかが勝って、いち早く井上との王座統一戦を実現させ、このわかりにくい状況を打開してほしい。

 とはいえ、ウォーレンとウバーリの顔合わせはなかなか興味深い。ともにとびきりのトップアマチュア出身だからだ。

 ウォーレンはアメリカのボクサーとしては史上初の五輪3度出場。その五輪では結局、1度も勝てなかったが、2007年の世界選手権優勝、2011年の同大会では銅メダリスト。WSBでも7戦全勝不敗だ。プロ入り後はPBCのガイダンスを受け、一度はWBAスーパーチャンピオンとなっている。

 一方のウバーリも2度、五輪に出場。こちらは3勝している。2012年のロンドン大会ではウォーレンと対戦し、19対18の大接戦のすえに勝利(当時の五輪採点は5人ジャッジによる有効ポイントの総計)。元世界ランカーの兄、アリ・ウバーリをマネージャーに27歳でプロ入り。元WBO暫定チャンピオンでしぶとさが身上のアレハンドロ・エルナンデス(メキシコ)を3度倒してTKOにやぶっている。

 ともにサウスポーの技巧派。やや小さくまとまった感のあるウォーレンだけに、攻撃力で上回るウバーリがやや優勢か。

ウォーレン:31歳/19戦16勝(4KO)2敗1無効試合
ウバーリ:32歳/14戦14勝(11KO)

★ライトヘビー級12回戦
バドゥ・ジャック(スウェーデン)対マーカス・ブラウン(アメリカ)

 タイトルこそWBCシルバー(日本未公認)ながら、これも注目のカードだ。2階級制覇の元チャンピオン、ジャックに、ニューヨークの新星ブラウンが挑む。

2階級制覇のジャック
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 しかし、キャリアは大きく違う。技巧主導の戦い方でやや地味な存在に甘んじているジャックだが、その戦歴はたいしたもの。ここ5年、ずっとトップレベルと戦いながら無敗を守っている。アンソニー・ディレル(アメリカ)、ジョージ・グローブス(イギリス)、ネイサン・クレバリー(イギリス)らに勝った星は大いに評価できる。ただし、ジェームス・デゲール(イギリス)やアドニス・スティーブンソン(カナダ)と、勝てる試合に勝ちきれなかった(引き分け)。そのもどかしさも確かにある。

ニューヨークの新星ブラウン
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 一方のブラウンは慎重なマッチメイクもあって連勝を続けてきたが、いきなり大事な戦いになった。波に乗って戦っているときの切れ味は見事だが、そんななかにもちならほらと線の細さが残る。ここがキャリアの大きな分岐点になりそうだ。

 攻防の厚みを採ってジャックの優位と見るべきカードだ。

ジャック:35歳/26戦22勝(13KO)1敗3分
ブラウン:28歳/22戦22勝(16KO)

★WBA世界フェザー級暫定タイトルマッチ12回戦
ジャック・テポラ(フィリピン)対ウーゴ・ルイス(メキシコ)

アメリカ初登場の暫定王者テポラ
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 ここ5年間でKOをミスしたのは1度だけ。そんなサウスポーのハードヒッター、テポラのアメリカ・デビュー戦となる。前戦の同じサウスポー、エディバルド・オルテガ(メキシコ)との戦いは、やや手こずりながらもTKO勝ちでWBA暫定王座を手にした。安定した強さとなると、まだ100%の信頼感はおけないが、このチャンスを活かして大きく羽ばたけるか。

日本のファンにもおなじみのルイス
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 WBA暫定バンタム、WBCスーパーバンタムの元世界チャンピオンだったルイスは2年ぶりのメジャーファイト。日本でも亀田興毅、長谷川穂積と戦ったおなじみの長身パンチャーは、ツボにはまれば強いが、全体的に堅さが残っている。

 危険な相手には違いないが、まずはテポラの将来性を確認したい。

テポラ:25歳/22戦22勝(17KO)
ルイス:30歳/42戦38勝(33KO)4敗

1月18日/ニューヨーク(アメリカ・ニューヨーク州)
高橋竜平の大冒険は成就するか
DAZNで1月19日午前11時よりライブ配信

★IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦
TJ・ドヘニー(アイルランド)対高橋竜平(横浜光)

いきなり大舞台に立つ高橋
写真◎ボクシング・マガジン

 高橋が世界挑戦するというニュースを聞いたときは、正直なところ耳を疑った。仕方ない。国内では日本タイトルはおろか、8回戦までしか戦っていない。動きがよく、積極果敢ではあっても、好選手という印象以上のものはなかった。

 高橋は東洋大学でアマチュア経験があるが、さしたる成績を残していない。プロでは4回戦からスタートして、初戦はTKO負け。新人王となり、日本の中堅レベルの試合をこなし、じっくりとキャリアを積んできた。そして昨年、敵地タイでIBFランカーだったマイク・タワッチャイに完勝してIBFアジアパシフィックのチャンピオンとなって挑戦権を獲得。このビッグチャンスを手にした。

ドヘニーは岩佐から王座を奪ってからの初防衛戦
写真◎ボクシング・マガジン

 対する王者ドヘニーはオーストラリアをベースに戦うサウスポー。辛抱強い戦いが身上で、昨年、日本で岩佐亮佑(セレス)を判定に破って、ベルトを持ち帰った。このほど、エディ・ハーン率いるマッチルームと契約し、初防衛戦の相手として高橋を選んだわけだ。

 常識的に考えるなら高橋にとって予想は極めて厳しいものになる。幕内と十両を行き来していた中堅が、いきなり大関を狙おうというくらいのものだ。ただ、マイク・タワッチャイを通して考えるなら、両者の力の差はそれほど大きいとは言えない。2017年、タイ国内では不敗だったマイクに初黒星をつけたのがドヘニーだったが、判定は2−1の僅差。一方の高橋はジャッジ3者ともはっきりと差をつけたユナニマス・デシジョン(3−0)だった。ドヘニーにはこれといった決め手もなく、高橋がその動きをフル稼働すれば、あるいは空転してくれるかもしれない。

 場所は小会場のシアターとは言え、ボクシングの殿堂マディソンスクエア・ガーデン(MSG)。高橋がとんでもないアップセットを起こしたなら、大きな話題にもなる。

ドヘニー:32歳/20戦20勝14KO
高橋竜平:28歳/20戦16勝(6KO)3敗1分

◆リナレスがMSG再登場で4階級制へ試運転

★スーパーライト級10回戦
ホルヘ・リナレス(帝拳/ベネズエラ)対パブロ・セサール・カノ(メキシコ)

画像: 4階級制覇を狙うリナレス(左)は元ホープのカノと対戦 写真◎Getty Images

4階級制覇を狙うリナレス(左)は元ホープのカノと対戦
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 日本でも海外でも、こと知名度なら高橋よりもリナレスのほうが圧倒的に上回る。何よりもリナレスは世界3階級制覇、そして昨年5月にはこのMSGでパウンドフォーパウンドのナンバーワン、ワシル・ロマチェンコからダウンを奪っているのだ。そのリナレスがライト級からスーパーライト級に上げての第2戦、WBCインターナショナルシルバーのタイトルマッチは、実質的な世界挑戦者決定戦にもなるとも言われている。

 カノはデビュー以来23連勝をマークしたこともある、かつてのホープ。ここ10戦で4敗と最近は苦しんでいるが、最新ファイトでは不敗のカザフスタン人、ルスラン・マディエフを負傷判定ながら破って、スランプ脱出の手がかりをつかんだばかり。油断はできない。

 とはいえ、リナレスの凜として打ち込む左ジャブ、抜群の切れ味を持つ右ストレートは健在。勝てば、初防衛戦で100万ドル・ファイターの仲間入りしたWBOチャンピオン、モーリス・フッカー(アメリカ)と6月に対戦という話も出ているだけに、ここは圧倒的な勝ち方をしておきたい。

リナレス:33歳/49戦45勝(28KO)4敗
カノ:29歳/40戦31勝(21KO)7敗1分1無効試合

◆才気あふれるアンドレイドがV1戦

★WBO世界ミドル級タイトルマッチ12回戦
デメトリアス・アンドレイド(アメリカ)対アルトゥール・アカボフ(ロシア)

画像: アンドレイド(左)はサウスポーのアカボフと初防衛戦 写真◎Getty Images

アンドレイド(左)はサウスポーのアカボフと初防衛戦
写真◎Getty Images

 この日のメインカードは、スター候補の一角、アンドレイドの初防衛戦となる。

 大西洋の島国カーポヴェルデにルーツを持つアンドレイドはハイセンスなサウスポーながら、長くその素質を眠らせてきた。その原因の第一はプロモーションとの契約のもつれ。思うようなカードを提供されないままで、WBO世界スーパーウェルター級王座を放棄する形を取ってまで、ブランクを作ってしまった。

 さらにもうひとつ。やや守備的なスタイルにもある。前戦、WBO世界ミドル級王座をつかんだ一戦でも、試合前半で4度ものダウンを奪いながら、そのあとは無理をせず、判定勝ちにとどまった。ベースにするニューイングランド・エリアでは歓迎されても、全米的、いや世界的な関心を得るためには、こういう展開になったならきちんと倒しておきたかった。

 相手のアカボフはやはりサウスポーで、力強さにはやや欠ける一面もある。その後、薬物使用の問題でWBO王座を放棄したビリー・ジョー・サンダース(イギリス)には敗れたものの食い下がっている。

 アンドレイドとはしては無難に勝つことばかりを考えていてはいけない。

アンドレイド:30歳/26戦26勝(16KO)
アカボフ:33歳/21戦19勝(8KO)1敗

◆女子ボクシングのスターが7階級制覇に挑む

★WBO女子世界スーパーフライ級王座決定戦10回戦
アマンダ・セラノ(プエルトリコ)対エバ・ヴォラベルガー(オーストリア)

画像: スーパーライト級からスーパーフライ級に落として7階級制覇を目指すスーパーウーマン、セラノ 写真◎Getty Images

スーパーライト級からスーパーフライ級に落として7階級制覇を目指すスーパーウーマン、セラノ

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画像: ヴォラベルガーもWBCの暫定チャンピオン 写真◎Getty Images

ヴォラベルガーもWBCの暫定チャンピオン
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 ニューヨークをベースにする女子ボクシングの花形セラノがなんと7階級制覇を目指して登場する。それもキャリア初、52.0kgまで体重を落としてスーパーフライ級王座に挑むもの。ちなみにこのWBO王座決定戦の対戦者エバ・ヴォラベルガー(オーストリア)も、現役のWBC世界バンタム級の暫定チャンピオンだ。

 セラノが2011年、最初に世界タイトルに到達したのはスーパーフェザー級。ライト級で2階級制覇を達成したあと、だんだんとウェイトを下げ、2016年からの2年間でフェザー級、スーパーバンタム級、バンタム級と攻略。すると昨年9月、一気にスーパーライト級に上げてWBO王座を攻略する。それから4ヵ月、10kg以上も減量するという過酷なスケジュール。軽量級の10kg差は果てしないほどに厳しい。今度の試合をクリアできれば、WBAライト級王者のケイティ・テイラー(アイルランド)との対戦も計画されているという。体調面は大丈夫なのか。セラノは実績、実力とも申し分ないのは間違いないが。

セラノ:30歳/37戦35勝(26KO)1敗1分
ヴォラベルガー:28歳/29戦24勝(11KO)5敗

1月18日/ベローナ(アメリカ・ニューヨーク州)
ジェニングスが不敗のホープを迎え撃つ

画像: ヘビー級戦線に生き残りをかけるジェニングス 写真◎Getty Images

ヘビー級戦線に生き残りをかけるジェニングス
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画像: コロンビア出身のリバスは25戦無敗のホープ 写真◎Getty Images

コロンビア出身のリバスは25戦無敗のホープ
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 ヘビー級のコンテンダーブライアント・ジェニングス(アメリカ/34歳/24勝14KO2敗)が大事な一戦を迎える。カナダをベースに25連勝(17KO)を続けるオスカル・リバス(コロンビア/31歳)とWBO北米タイトルマッチ12回戦を行う。

 ジェニングスは4年前、ウラディミール・クリチコ(ウクライナ)に善戦しながらも力負け。続いてルイス・オルティス(キューバ)にもTKO負けを喫し、2年間も空白を作っていた。再起のあとは5連勝。昨年夏、201cm、116kgの巨漢アレクサンデル・ディミトレンコ(ロシア)をTKOに破って、再び評価を高めた。一方のリバスは手際のいい攻防の持ち主ながら、ここまで対戦者に恵まれず、中堅レベルの評価にとどまっていた。生き残りを賭けた戦いになる。

 この試合はESPN+でストリーミング中継される。

◆スティーブンソンら明日のエースがずらり

画像: 期待のスティーブンソンは10戦目 写真◎Getty Images

期待のスティーブンソンは10戦目
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 ジェニングス対モリナの一戦の前座には、楽しみなカードがいっぱい。

 とりわけ注目したいのはリオ五輪フェザー級銀メダリストのシャクール・スティーブンソン(アメリカ/21歳/9戦全勝5KO)だ。プロ10戦目で最初の大きなテストになる。相手のジェシー・クリス・ロサレス(フィリピン/27歳/22勝10KO1敗1分)はアメリカ初登場。層の厚いフィリピン中量級でここまで穴を見せたことがない。リングを舞い飛ぶサウスポー、スティーブンソンはこの壁を一気の飛び越えられるか。

画像: ドミニカ共和国出身のアダメスは15戦全勝 写真◎Getty Images

ドミニカ共和国出身のアダメスは15戦全勝

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画像: ブラジル出身のコンセイサンは10戦全勝 写真◎Getty Images

ブラジル出身のコンセイサンは10戦全勝
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 スーパーウェルター級の豪腕カルロス・アダメス(ドミニカ共和国/24歳/15戦全勝12KO)に加え、ふたりのリオ五輪金メダリストロブソン・コンセイサン(ブラジル/30歳/10戦全勝5KO)、ファブリディン・ガイブナザロフ(ウズベキスタン/27歳/6戦全勝3KO)も登場。また、潜在能力が評価されるカシアス・チェイニー(アメリカ/31歳/14戦全勝8KO)も出場してカードに盛り上げる。

画像: インドから来たクリシャンはデビュー戦を迎える 写真◎Getty Images

インドから来たクリシャンはデビュー戦を迎える
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 そして、新しいタレント市場になりつつあるインドからトップランクと契約したルーキーがプロデビュー戦に臨む。ミドル級のビカス・クリシャンだ。26歳のクリシャンは2度の五輪出場、英連邦大会優勝。2010年のアジア大会金メダル。昨年のアジア大会でも銅メダル獲得と、アマチュア実績は十分すぎる。まずは小手調べの4回戦だが、どんな戦いを見せるのか。

まだまだあるぞ!注目カード
もうひとりのインドからの刺客

 インドと言えば、もうひとり同じミドル級のサクディープ・シン・バティ(26歳/3戦全勝2KO)がカナダのリングを転戦中だ。インド国内では知られた元トップアマチュアで、オリンピックチームにも帯同して活動した。カナダ・トロントに本拠を置くユナイテッド・ボクシング・プロモーションと契約して、2018年からプロで活動している。サウスポーとオーソドックスを器用に使い分ける技巧派で、その能力値はイギリスのスター、アミル・カーンと同等という評判も。19日、ブランプトン(カナダ・オンタリオ州)のカードでミッチ・ルイ・シャルル(カナダ)と6回戦を戦う。

 この日のメインはカナダのライバル同士によるNABAライト級王座決定戦、ジョン・オレイリー(28歳/13戦全勝5KO)対ケム・オコーネル(30歳/17勝10KO2敗1分)だ。

文◎宮崎正博

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