腕がセンター側に伸びる
特徴的なテークバック

 2018年夏の甲子園に出場した龍谷大平安高・小寺智也の投球フォーム。写真は1回戦の鳥取城北(鳥取)戦のもので、7回1/3、119球を投げて、被安打7、7奪三振、2四死球、2失点(自責2)。

写真/ベースボール・クリニック

 140㌔を超えるストレートとスライダーを武器に、カーブ、シュートを巧みに操り、京都大会では21回2/3で2四死球、無失点の安定感を誇った。

 軟式でプレーしていた中学時代には、日本代表に選出され、入学時から「打者の反応を見ながら投球できるセンスを持っていた」と評価していた原田英彦監督。改善点は体の柔軟性、可動性で、特に下半身の柔軟性が不足していた。それはレッグアップ時の体幹と大腿の角度が90度ほどであることに表れている。それでもムリにヒザを上げて上体が一塁側に倒れていない点が、安定感を支えている。

 また、上肢の動きで特徴的なのは、体からボールを保持する手が離れたテークバック。「ヒジを伸ばしたままのテークバックは力みにつながる」と考える原田監督は、動きを変えるのではなく、「緩いカーブを投げる」との課題を与えた。狙いは「腕に力が入ってはカーブの制球が難しくなるので、その感覚を持たせるため」。このカーブが安定した3年春以降、エースの存在感は高まった。

小寺智也(こでら・ともや)
京都府・大枝中出身(西京ビッグスターズ・軟式)
181cm81kg/右投右打

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