2018年、プロランナーとして活動を始めた神野大地は、夏にケニアで58日間にわたる合宿を敢行した。
 そして2019年、神野は再び、ケニアに飛び立った。1月18日にケニア・イテンでの合宿に合流。現地では川崎友輝(滋賀ユナイテッド)、村山紘太(旭化成)らとともに練習に励んでおり、2月中旬まで滞在する予定だ。
 その神野が、特別に日本からのインタビューに応じた。ケニアでの練習について、いまの手応え……。自分を信じ歩む男の率直な言葉をお届けする。
取材/生島 淳
写真/ニューバランスジャパン
※陸上競技マガジン3月号(2019年2月14日発売)の記事を特別公開しています

どんなに苦しくとも、
マラソンは時が来れば
必ず終わりが来る

 いま、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権を獲得するためにケニアで合宿を行っています。
 昨年に続き、2度目のケニアなので、気持ちの面でもだいぶ余裕が出てきました。走りにいけば、顔なじみになった世界のトップクラスのランナーたちが「ダイチ!」と声を掛けてくれるようになり、エンジョイしながら練習ができています。生活面では、前回はホテルでの滞在でしたが、今回は家を借りて自炊しながらの生活なので、より精神的にリラックスしながら練習を進められています。

 肝心の練習についてですが、前回の合宿ではまだまだ手探りの面もあり、確実に練習を積み上げることに重点を置きました。
 今回の合宿のテーマは「攻め」です。
 去年の夏に行った練習は1日2部練習でしたが、今回は1日3部練習にして走る機会を増やしています。
 しかも標高2300m地点で暮らし、練習しているので、当然のことながら体への負荷は増えます。
 たとえば、1000m×10本のスピード練習では1000mを3分で10本を走ることは難しいほどです。ケニアの選手たちも1000mを終えてからの200mをジョグでつなぐのではなく、歩いて回復を促しながら、次の1000mに備えています。
 
 ジョグも、1㎞4分ペースで押していくと、しんどくなってきます。しかもコースの途中で坂が現れると、体が本当に動かなくなり、気持ちが試されます。箱根で2度山上りをした僕が言うほどですから、ここケニアでの高地トレーニングは本当に苦しいものになります。

 ただし、人間にはキツいと感じたとしても、まだまだ動かせる余地があると僕は信じています。
 だからこそ、苦しいと感じたときに、逃げるのか、それとも体を動かすのか。
 ケニアでは逃げたら負けだと思い、自分を追い込むトレーニングを続けています。

画像: ▲ケニアで合宿に打ち込む神野(写真は本人提供)

▲ケニアで合宿に打ち込む神野(写真は本人提供)

 今回、ケニアには「NB HANZO V2」を2足持ってきました。スピード練習などに使っていますが、僕はこのシューズに足を入れるたび、そのときに味わうフィット感がとても好きです。
 NB HANZOの特徴は、シューズに自分の走りを合わせていくのではなく、あくまで走るのは僕であり、僕の走りをサポートしてくれるのがNB HANZOだということ。
 ロードシーズンも本番を迎え、みなさんにも楽しみながらシューズを選んでほしいと思っていますが、僕がシューズ選びにあたって大切にしているのは、予備知識は入れず、まっさらな状態でシューズに足を入れることです。
 そのとき、感じたことをぜひ大切にしてください。そして歩き出し、徐々にスピードを上げていく。その走り出しの感覚もとても大切です。僕はNB HANZOに初めて足を入れ、走り出したときに「あ、これはいいシューズだな」と直感しました。
 いまはこのシューズが大切なパートナーになっています。

 そして2月下旬までに日本に帰国し、3月3日に行われるマラソンは、僕にとって勝負となるレースです。
 MGCの出場権を獲得するためには、少なくとも2時間11分42秒のタイムを出すことが必要になります。昨年12月のマラソンでも同じターゲットタイムを目標にしたのですが、集団から自分が離れたときに強烈なプレッシャーを感じると、肩が動かなくなり、「これ以上は後れを取ることはできない」と考え始め、気持ちの面でも追い込まれてしまいました。今回は前回の経験をプラスにできるようにしたいと思っています。
 MGCに向け、3月のマラソンは重要なレースになります。正直、プレッシャーもありますが、1km3分ペースの集団につき、レースを運ぶプランです。

 どんなに苦しくとも、皆さんと一緒で、マラソンは時が来れば必ず終わりが来ます。
 どんな形で終わりを迎えるのか。笑顔で終われるように、いまはケニアで日々、チャレンジしています。

PROFILE
かみの・だいち/1993年9月13日生まれ、愛知県津島市出身。セルソース所属。身長165cm、体重46kg。神守中→中京大中京高(以上、愛知)→青山学院大→コニカミノルタ。2018年5月にプロ転向。大学3年時に箱根往路5区で区間新記録を樹立、“3代目山の神”として駅伝ファンに親しまれる。現在は2020年に開催されるオリンピックにマラソンで出場すべく、日々トレーニングを重ねている。自己ベストは5000m13分56秒05(2018年)、10000m28分17秒54(2016年)、ハーフマラソン1時間01分04秒(2017年)、マラソン2時間10分18秒(2018年)。

進化する
NB HANZO V2

NB HANZOがM.Lab(ミムラボ)との共同開発によりさらに進化。日本人の足にフィットする新ラスト、軽さと反発性を極めたワンピース構造のREVLITEミッドソールに加え、フィット性とサポート性、通気性を向上したアッパーを採用。

画像: どんなに苦しくとも、 マラソンは時が来れば 必ず終わりが来る

商品のお問い合わせ
株式会社ニューバランスジャパン
お客様相談室 0120-85 -0997
受付時間 月~金曜日 10:00~17:00
     (土・日・祝日および休業日は除く)

This article is a sponsored article by
''.