上写真=今季初のトップの位置でゴールを狙った土居
写真◎J.LEAGUE

■2019年3月9日 J1リーグ第3節
鹿島 1-0 湘南
得点者:(鹿)安西幸輝

 前半はともに決め手を欠き、無得点に終わる。ただ、ハーフタイム直前の45分に湘南の岡本拓也が2回目の警告を受けて退場となり、鹿島が数的優位に立って試合を折り返す。すると、58分にレオ・シルバのパスを受けた安西幸輝が右足でゴールネットを揺らし、鹿島が先制。その後、10人の湘南に攻め込まれる場面もあったが得点は許さず。完封で今季リーグ戦初勝利を挙げた。

「今日は正直、内容よりも結果が大事でした」

【動画】鹿島が湘南を下し今季リーグ戦初勝利! 安西幸輝が鮮やかなシュートを決める!

 リーグ戦初勝利へ、深紅の背番号8が最前線でチームを牽引した。「今シーズン初」という2トップの一角で先発した土居聖真は、伊藤翔との連係から貪欲にゴールを狙った。

「(伊藤とのコンビで)パス交換の場面や、シュートのパターンを多く作ることができていたんじゃないかなと思います。ただ、精度の部分をもっと上げていかなければいけませんね。僕のところで、得点を決められるチャンスがあったし、他にも(得点チャンスは)ありました。そこで追加点を取れなかったのは課題です」

 土居自身にゴールは生まれず、チームも退場者を出した相手に1-0という最少得点差での勝利となった。ただ、この一戦は特に、チームとして結果を残すことが重要だったと強調する。

「今日は正直、内容よりも結果が大事でした。今シーズンはまだ、Jリーグで勝利できていなかったから、のどから手が出るほど、勝利が欲しかった。昨年はスタートダッシュに失敗しているので、前節のフロンターレ戦(△1-1)のように勝ち点1でも拾ったり、今シーズンはこうやって勝ち点をどんどん積み上げていく必要がある。我慢強く戦うことができないと、鹿島らしさは出てこないと思う」

勝利へ導く土居の存在感

 リードした状況で、勝利につなげるために何をすべきか――。時間を追うごとに最前線の土居が体現したプレーは、その答えを示していたのかもしれない。

 チームが1点を守り切るために守備に人数を割いた中でも、前線の土居は的確なポジショニングでボールを拾い、前のスペースへと運んだ。ボールを相手に渡さず、時計の針を進めた。本人もゲーム運びに手ごたえをつかんでいる。

「1点差の状況ならば、相手は(数的不利でも)勢いに乗ってワンチャンスを狙ってくる。だから、(失点を防ぐための)時間の使い方はよくできていたし、パワープレーでのはね返りのボールもよく処理できていた。欲を言えば、追加点が欲しかったけれど、それ以外はチームとしても、個人としても、パーフェクトな試合だったかなと思います。公式戦3試合負けなしということもプラスにとらえて、ACLでもしっかりアウェーで結果を残したい」

 鹿島一筋、9シーズン目を戦うアタッカーの働きぶりとその存在感は、『全冠制覇』を掲げるチームに欠かせない。

取材◎小林康幸

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