WOWOWは5月、注目の日本人世界王者の海外戦を生中継する。5月18日、イギリス・グラスゴーでWBSSバンタム級の準決勝、WBAチャンピオンの井上尚弥(大橋)対IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)戦を日本時間19日午前4時半からWOWOWプライムで。その翌週、アメリカで予定されるIBF世界スーパーフェザー級チャンピオン、伊藤雅雪の2度目の防衛戦、ジャメル・ヘリング(アメリカ)との戦いも日本時間26日午前11時よりWOWOWライブといずれもライブで放映する。

写真上=5月に海外で防衛戦に臨む井上尚弥(左)と伊藤雅雪。試合はともにWOWOWで生中継される

 17日は試合に先立って4月27日午後8時20分より放映する井上と伊藤のスペシャル対談の収録がマスコミに公開された。

 プライベートや試合に対する心の持っていき方に意外な共通点を披露したふたりだが、ボクシングに関わる道筋はまったく違った。井上はアマチュアボクサーだった父親が家の一室にサンドバッグなどの用具をそろえてトレーニングする姿を見て、その影響で小学校2年生のときからボクシングをやってきたのはすでに有名な話。

「そのときに目標はまったくなかったですね。ただ、強くなりたいという思いだけ。小6で初めて試合をやるまで、ただトレーニングだけの日々でした。世界チャンピオンになりたいと初めて思ったのは高校2年生のとき」

 目標なしにトレーニングに明け暮れたという話に伊藤は驚きの表情。

「僕はただライセンスがほしかっただけ。プロボクサーってかっこいいじゃないですか。そのうちに試合をやるようになってからも、負けたらやめるというのが親との約束だったし、自分もそのつもりだった」

 しかし、自分を過大評価せず、負の側面から準備に取りかかるという試合の手順はまったく同じだ。

 そうであっても井上が「ダウンさせられるシーンとか、パンチがまったく当たらないというイメージだけを頭に残して布団に入ります。そのまま夢に出させるんです。課題を克服するトレーニングをして、いざ試合となったら『この程度か』と思えるようになるかもしれませんから」という徹底ぶりにやはり伊藤は驚く。

 それでも、今度の相手ヘリングになぞらえて懐の深いサウスポー相手に「前の手(右のリードブロー)の処理がめんどうだなと考えています。でも、結局は捨てちゃいますけど。前の手で負けても、試合に勝てばいいんだから」。この開き直りも伊藤の強さの一端ではある。

 トークの全編は4月27日の放送で。乞うご期待。

 なお、WOWOWが会員向けに送付するプログラムガイド5月発送分の表紙は井上尚弥と伊藤雅雪の両選手が飾ることになった。テニスの全仏オープンを押しのけての大抜擢で、ボクサーが表紙となるのはマイク・タイソン、マニー・パッキャオ以来のことだという。

取材◎宮崎正博

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