関取最年長40歳の安美錦が、元関脇寺尾(現錣山親方)に並ぶ、歴代3位の通算1795回出場を記録した(1位は元小結大潮の1891回、2位は元関脇旭天鵬の1871回)。

※写真上=美ノ海を突き落とし、5勝目を挙げた安美錦
写真:月刊相撲

 7日目の対戦相手は若手の美ノ海。安美錦は低く当たるも、相手の勢いに叩いて後退し、土俵に詰まったところで右から突き落とし。右足一本で残して、記録達成の相撲を白星で飾り5勝2敗とした。

「立ち合いはよかったけど、ちょっと悪い叩きだった」と反省。今場所の安美錦は引き技ばかりではなく、一気に前に出る相撲も見せているので、引き技も決まるのだろう。

 引退危機だった先場所を8勝7敗と勝ち越し、状態は上向いている。若いころのようにはいかないが、場所前は連日、稽古場で汗を流した。「もういい年齢だし、稽古しなくていいだろうと思うけど、やることをやらないといけない。若いときと同じようにはできないけど、柔軟にやっていくことが大事」と長持ちの秘訣を語る。

 明日の土俵で通算出場回数は単独3位となる。「寺尾さんは『鉄人』と呼ばれ、ずっと出続けていた。オレは体もボロボロで鉄人じゃないけど、そういう人に並べたのはうれしい」と語る。1位になるには、あと1年以上も休まず土俵に上がり続けなければいけないが、まずは1場所1場所、1日1日の積み重ねが大事だ。

 目標だった新元号の土俵にも上がることができ、あとはできるところまでと気楽に取れるだろう。一番近い目標としては、名古屋場所後の地元青森の巡業に現役として参加すること。中年の星として、1日でも長く現役を務めてほしい。

文=山口亜土

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