19日、千葉・幕張メッセでWBA世界ライトフライ級スーパー王座の初防衛戦に臨むチャンピオン京口紘人(ワタナベ)が12日、練習を公開。スパーリングで強烈なパンチを披露した。
画像: 公開スパーで中山(左)に右を打ち込む京口

公開スパーで中山(左)に右を打ち込む京口

 前東洋太平洋フライ級チャンピオンで、現在はスーパーフライ級でも戦う同門のサウスポー中山佳佑に、京口は鋭いステップインから伸びる右ストレートを立て続けにヒット。ぐいぐいとロープに詰めて高速連打も繰り出し、2ラウンドを通じて力強く圧倒した。左が主武器の京口だが、「右の感触が良くなっている」と、今日で打ち上げたスパーリングを満足気に振り返った。先輩の中山も「どんどん強くなっている。(右の)タイミングも独特ですね。今までやってきた相手とはレベルが違う」と、その成長ぶりに舌を巻いていた。

 筋肉量を増した上体とともに、京口はライトフライ級への適応を実感している。5月のフィリピン合宿でも猛暑の中、バンタム級も含めた上の階級のサウスポーたちと計20ラウンドのスパーリングを重ね、パワーアップを確信。体が大きくなる一方で食事面の節制も怠らず、体重は練習後でリミットまで2.5キロと、減量も順調だ。ライトフライ級ではこれが3戦目。「ミニマム級のときはウェイトを落とすことが最優先だったが、今はぎりぎりまで練習に取り組める」と改めて階級アップの効果を語った。

画像: サンドバッグに連打を繰り出す

サンドバッグに連打を繰り出す

 挑戦者の同級10位タナワット・ナコーン(タイ)は11戦全勝(5KO)のサウスポーとはいえ、京口との実績の差は大きい。京口も「自分が劣っているところはない。レベルの違いを見せる」と自信を隠さないが、「相手は自分が中に入ってくることは想定しているはず。入り際、打ち終わりのカウンターには気をつける」と楽勝ムードに気を引き締める。

「強いだけじゃなく、僕しかできないボクシングで、面白いと思ってもらえる試合がしたい」。京口はスーパー王者としての第一歩で「魅せる」決意を示した。

文◎藤木邦昭[ボクシング・マガジン]
写真◎山口裕朗

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