オリンピックを彩る海外のスター選手たち。これまでの大会同様、2020年東京オリンピック・パラリンピックでわれわれを魅了してくれるのは誰なのか? そんなスターになるえる候補選手を競技の枠を超えて紹介していくこの企画、第4回目は8月31日から中国・上海で開催される男子バスケットボール・ワールドカップ(世界選手権)に出場するアルゼンチンの大ベテラン、ルイス・スコラだ。

※写真上=アルゼンチンが国際舞台で栄華を誇った2000年代から活躍し続けるスコラ/
Luis Scola◎1980年4月30日、アルゼンチン生まれ。身長206㎝、111㎏。16歳でプロのキャリアをスタートさせ、2007年から2017年までNBAでプレー。2004年のアテネ五輪では母国初の金メダル獲得に貢献した。
写真/Getty Images

 8月22日、さいたまスーパーアリーナで行われたバスケットボールの日本対アルゼンチン戦で、懐かしい顔があった。

 ルイス・スコラである。

 すでに39歳になっているが、アルゼンチン・バスケットボール界の経験豊富なレジェンドは、やはりナショナルチームに必要とされていた。

 スコラは1996年、15歳でアルゼンチンのプロリーグでデビューすると、1998年からスペインに渡り、NBA(米国プロバスケットボールリーグ)に次ぐレベルを誇るユーロリーグで成功を収める。2004年のアテネ五輪では金メダルチームのメンバーとなり、国民的英雄のひとりに数えられた。

 2007年からNBAのヒューストン・ロケッツでプレーし、2017年までNBAで生き残った。最盛期は2011~2012年シーズンで、平均得点18.3点、リバウンド8.2本とチームの中核選手として活躍した。

 スコラが競争の激しいNBAで長くプレーできたのは、エゴをむき出しにすることなく、チームに貢献する姿勢を崩さなかったからだ。得点よりも、リバウンド。ルースボールには率先して体を張る。アルゼンチン・バスケットボールの良質な部分を体現していたのがスコラだった。

 実は現・男子日本代表監督のフリオ・ラマス氏とのつながりも深く、ラマス氏が2010年から14年、15年から17年とアルゼンチン代表のヘッドコーチだった時代に、スコラはラマス氏の下でプレーしており、さいたまでの試合は久しぶりの再会だった。

 スコラは昨季、中国プロリーグの上海シャークスでプレーしており、中国で行われるワールドカップ(世界選手権)では、チームにとって欠かすことのできないメンター、師匠と言えるだろう。

 不惑で迎える東京オリンピックにも、ぜひ姿を見せて欲しいものだ。

●東京五輪・男子バスケットボール競技情報
2020年7月26日(日)~8月2日(日):予選ラウンド、8月4日(火):準々決勝、8月6日(木):準決勝、8月8日(土):決勝、3位決定戦
会場/さいたまスーパーアリーナ

文/生島 淳

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