一気に駅伝強豪校の仲間入りを果たした創価大。その躍進の陰には、就任1年目の榎木和貴監督が導入した、ガーミンのランニングウォッチを活用したトレーニング改革があった。
文/和田悟志 写真/矢野寿明、福地和男

昨年2月に駅伝部監督に就任した榎木氏。ガーミンを活用し、チームの底上げを進めてきた。左は、新主将の鈴木渓太選手

画像: 躍進を遂げた創価大駅伝部のガーミン活用術

ハーフマラソンを走りきるための月間750km

 2019−20の大学駅伝シーズン、創価大は大きく躍進を遂げた。正月恒例の大学駅伝は史上まれに見るハイレベルなレースになったが、創価大は3年ぶりの出場ながら総合9位と健闘した。このチームを昨年2月から率いているのが榎木和貴監督だ。榎木監督が就任後に敢行した改革の1つがガーミンのランニングウォッチの導入だった。

「もともと選手の5割くらいはガーミンのウォッチを使っていたのですが、個々でデータを何かに生かすというところまでは落とし込めていませんでした。5月からはチーム全員に貸与し、データの活用法の勉強会も開きました。また、ガーミンコネクト(スマートフォンのアプリ)を活用して、チームでデータの共有をしています」

 榎木監督は、練習日誌の提出を義務付けていないが、ガーミンコネクトを活用することが練習日誌代わりになっている。練習内容や気になった点は、選手がガーミンコネクト上にコメントを残してくれるという。

画像: 月間700kmは

月間700kmは

 練習量も着実に上がった。

「私が就任したタイミングで脚作りのベースとして、月間走行距離750㎞という具体的な数字を提示したのですが、ただ距離を追うのではなく、ランニングの負荷割合を決めて、750㎞という距離に落とし込んでいきました」

 “750㎞”という数字は、現役時代に駅伝やマラソンで活躍した榎木監督の経験を基に、ハーフマラソンの距離を走りきるために導き出された。その負荷割合の内訳は、ジョグペースが400㎞、4分〜3分30秒/㎞ペースが200㎞、3分20秒〜3分一桁/㎞ペースが100㎞、レースペース(3分/㎞切り)が50㎞となっている。

「ペースを設定して負荷をある程度コントロールしつつ、練習後にはガーミンで心拍数などのデータを見て、その負荷が適切だったか検証しています。心拍が高すぎた場合は、ペースが速すぎたとか疲労が溜まっているとか、そういった判断の基準にもなります。ただ距離を走るだけではなくて、ガーミンを活用して、その負荷で距離を追うことで、選手たちも目的、意図をちゃんと理解して、練習に取り組むようになりました。それが一番大きいと思います。私たち指導者も、ただ目で見た主観だけよりも、数字のデータを示しながらアドバイスをするほうが、説得力がより出てくると思います」

ランニングダイナミクス機能

画像: ガーミンのランニングダイナミクス機能は、接地時間や接地バランス、上下動などを数値として確認できる。創価大では、左右の筋力差の解消などに役立てている。データは箱根駅伝で9区を走った石津佳晃選手のデータ

ガーミンのランニングダイナミクス機能は、接地時間や接地バランス、上下動などを数値として確認できる。創価大では、左右の筋力差の解消などに役立てている。データは箱根駅伝で9区を走った石津佳晃選手のデータ

チャレンジ機能

画像: ガーミンコネクトのチャレンジ機能を使って、誰がどれだけ走っているのかをチームの全員が把握できるようにしている。8月には1000kmを超える選手も出てきている

ガーミンコネクトのチャレンジ機能を使って、誰がどれだけ走っているのかをチームの全員が把握できるようにしている。8月には1000kmを超える選手も出てきている

画像: 箱根駅伝の1区で区間賞を獲得した米満怜選手の過去12カ月の月間走行距離のグラフ。徐々に750kmに近づいていることがわかる

箱根駅伝の1区で区間賞を獲得した米満怜選手の過去12カ月の月間走行距離のグラフ。徐々に750kmに近づいていることがわかる

完走率50%から1年で、自己ベストが16人中14人に

 学生の本分は学業。授業が遅くまである日は、なかなか集団で距離走ができないという悩みがあったが、それもガーミンを活用することで解決した。

「“今日はキロ4分ペースで25㎞”とだけ示して、走るコースは選手に自由に選ばせることもあります。あとでガーミンのデータを見て、個々がどんな負荷で走ったかが分かります。うちの大学の周りは起伏しかないので“これだけの起伏を走っていたんだ”と選手たちも楽しみながらデータを見ています」

 以前は、チームの月間走行距離は平均すると500㎞台だったというが、徐々に目標の750㎞に到達する選手が増えていったという。なかには月間800〜900㎞走る選手も出てきた。榎木監督が就任したばかりの頃に出場したハーフマラソンでは「若手選手を中心に8人が出場して完走率が半分だった」というが、今年2月の同じ大会では、16人が出場し14人が自己ベストを更新した。駅伝で結果を残したばかりか、確実に底上げができていることを示した。

3000mタイムトライアルの記録推移と月間走行距離

選手A5月11日7月19日12月31日3月27日
1000m2:47.02:52.02:42.02:46.0
2000m5:46.05:51.05:31.05:31.0
(2:59.0)(2:59.0)(2:49.0)(2:45.0)
3000m8:48.08:46.08:23.08:18.9
(3:02.0)(2:55.0)(2:52.0)(2:47.9)
月間走行距離489516635758
選手B5月11日7月19日12月31日3月27日
1000m2:47.02:49.02:43.02:48.0
2000m5:42.05:43.05:36.05:36.0
(2:55.0)(2:54.0)(2:53.0)(2:48.0)
3000m8:43.08:49.08:36.08:30.7
(3:01.0)(3:06.0)(3:00.0)(2:54.7)
月間走行距離526575642712
選手C5月11日7月19日3月27日
1000m2:47.02:49.02:49.0
2000m5:41.05:40.15:34.0
(2:54.0)(2:51.1)(2:45.0)
3000m8:33.08:29.08:22.8
(2:52.0)(2:48.9)(2:48.8)
月間走行距離622529686

 接地時間や接地バランス、ストライドなどを解析できるランニングダイナミクス機能も活用している。

「トップレベルの選手のそういったデータを共有することで、自分自身の弱点が見えてきます。課題がある選手に対しては、コンディショニングコーチが、どこの筋力を強化すべきかを示し、トレーニングメニューを組み立てるなどしています」

 と榎木監督は話す。

 もちろん創価大の躍進は選手個々の努力があってのことだが、その陰には、ガーミンのランニングウォッチを活用したトレーニング改革があった。榎木監督就任2年目の新シーズン、創価大はいっそうの活躍を見せてくれそうだ。

画像: チームではForeAthlete 645を全員が使用。ランニングダイナミクスポッド(別売り)を使って様々なデータを取得し、トレーニングに活用している。

チームではForeAthlete 645を全員が使用。ランニングダイナミクスポッド(別売り)を使って様々なデータを取得し、トレーニングに活用している。

ForeAthlete® 645 Music

電子決済機能及び音楽再生機能を搭載、ランニングダイナミクスなど高度なトレーニングサポート機能を備えたハイスペックモデル。ベゼルにはメタル素材を採用し普段使いにも嬉しいデザイン(創価大学使用モデル)

645Musicラインナップカラー
Black / Cerise / Slate / Rose Gold

ForeAthlete 245 Music
¥ 39,800(税别)

音楽再生機能を搭載、ランニングダイナミクスなど高度なトレーニングサポート機能を備えたハイパフォーマンスモデル

245Music ラインナップカラー
Black Red / White Black / Black Aqua

ForeAthlete 45
¥ 24,800(税别)

ウェルネス機能や十分なランニングサポート機能を備えたエントリ―モデル

45 サイズ及びカラーラインナップ
Black / Lava Red / White / Iris ※White / Irisは45S(スモールサイズ)

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