相撲編集部が選ぶ
九州場所4日目の一番
※写真上=なんとか1勝したい稀勢の里だったが、栃煌山の土俵際の逆転に屈す
写真:月刊相撲
栃煌山(掬い投げ)稀勢の里
秋巡業から場所前の稽古も順調で、誰もが秋場所以上の状態と見ていた稀勢の里が初日から3連敗。休場するのではと思われていた4日目も出場に踏み切った。この日の対戦相手は栃煌山。番付を幕尻まで落としていたが、復調して今場所は3連勝中と侮れない相手だ。
稀勢の里はモロ差しを狙う栃煌山に左をのぞかせて許さず、右を抱えて前に出た。土俵際、栃煌山の捨て身の掬い投げにバッタリと落ちる稀勢の里だが、栃煌山も土俵を飛び出しており、軍配は稀勢の里に上がった。しかし、物言いがつき協議の結果、稀...