[大学野球]
投手のプロ入りが続く
九州産業大の投手育成術③
投手の本質を見定めた指導
投手のプロ入りが続いている九州産業大。遠投により腕を強く振れるフォームをつくるとともに、大きく進化するための土台となる体づくりをウエートトレーニングで行っている。そして、その先にあるのが自身のピッチングスタイルの構築だ。
「打者を攻める基本は早く追い込むこと。投手有利なカウントをつくって、自分が最も得意なボールで勝負するように指導しています。そのための1球目、2球目、3球目の組み立てを考えれば、追い込むまでのパターンが見つかるはずです。それが自分のピッチングスタイル。それを確立することが第一歩で、対戦する打者やチーム、状況によって柔軟に対応するのは応用としてでき...