【競泳・歴代トップスイマー比較考察】第15回:女子自由形
H・フリードリッヒ(旧・東ドイツ/1980年代)×F・ペレグリニ(イタリア)
※写真上=1980年代に活躍したフリードリッヒ(左)と5回目のオリンピックとなる東京五輪を目指しているペレグリニ
写真◎Getty Imges
長年、女子の中距離界を引っ張り、1988年ソウル五輪200m自由形で金メダルを獲得した旧・東ドイツのハイケ・フリードリッヒ。コルネリア・エンダーやクリスティン・オットーのような、パワーで押すタイプの泳ぎが多かった旧・東ドイツ勢の中にあって、あえて逆をいく「技巧派」というか、オーソドックスなエルボーアップの6キックの奇麗な泳ぎで、当時は異彩を放っていました。
対するは、イタリアのフェデリカ・ペレグリニ。2008年北京五輪の優勝者で、やはり200、4...