東京運動記者倶楽部アメリカンフットボール分科会選出の2019最優秀選手賞に輝いたのは、早大クォーターバックの柴崎哲平。100回の試投で70回の成功70%の成功率で、インターセプトはわずかに1回、獲得ヤードは1071ヤード、タッチダウンは7回、レイティングは181.1だった。ちなみに2位の選手のレイティングは132.2だった。最終戦の後に思いを聞いた。

上の写真:11月24日、明大を下しての全勝優勝。早大応援歌「紺碧の空」をチームメートと肩を組んで歌う柴崎

メンタルを意識し、安定したパフォーマンスを出せた

――MVPを獲得した感想を教えてください。

柴崎 最後の試合に出ていないので、少し複雑な思いはあるのですが、去年、シーズンを通して、すごく波があるシーズンで、インターセプトをすごくされる試合と、調子がいい試合がくっきりと分かれていました。今年はメンタルの部分をかなり意識して、シーズンを通して1インターセプトに抑えられた。法政戦で2回ファンブルをしてしまったので、そこは反省点ですが…。そういった意味で、シーズンを通して安定したパフォーマンスを出せたことが、結果に結びつき、シーズンのMVPという結果に結びついたのはうれしいです。

――昨年、シーズンMVPが発表された時に(選ばれなくて)サイドラインでガッカリしている姿が印象に残っています。

柴崎 去年は正直、オフェンスで取れると思っていて、僕か元山(伊織 ランニングバック)さんか、ブレナン(翼)、(遠藤)健史先輩(ともにワイドレシーバー)の誰かかなと思っていたので、オフェンスは全員が悔しがっていました。

――MVPを自分が取れると思っていましたか。

柴崎 今日、ブレナンが活躍できていなかったので、もしかしたらと思っていました(笑)。でも、ブレナンかなと思っていました。僕はあまりビッグプレーをするというのではなく、安定したパフォーマンスを出すというのが今シーズンはできていました。ブレナンはビッグプレーをする選手なので、どっちが印象的かなと思っていました。僕かブレナンかなと思っていました。

画像: リーグ最終の明大戦は、一度もフィールドに出ることはなかった

リーグ最終の明大戦は、一度もフィールドに出ることはなかった 

日本一をとることが自分の責任だと思っている

――甲子園ボウルに向けての思いを聞かせてください。

柴崎 本当に勝たなければいけない。いろいろな先輩に対して申し訳ない思いがあります。2年の時の日大戦もそうですし、去年の甲子園ボウルもそう。去年の先輩たちは、クリスマスボウルでも引退させてしまった選手たちなので、早稲田を何回、負けさせてしまったのかわからないのです。そういう意味で、自分がこのチームにできることは、チームを勝たせて、史上初の日本一をとること。それは、これまでたくさんの人に迷惑をかけてきた自分の責任だと思っている。本当に試合には勝たせたいなあと思っています。

――日本一になるポイントはなんでしょうか。

柴崎 できることをすることでしょうね。ブレナン以外にスーパースターはいない。春の結果を見れば、チームのそもそものポテンシャル、純粋なチーム力の弱さはわかると思います。その中で、夏から本当に毎日毎日もがいてやってきた。今のチームで勝てると自信を持って臨んだ試合がほとんどなくて、毎試合「勝てるのかな」という不安のなかでやってきた。やっとたどり着いたというか、正直、何回も諦めそうになった。ここまでなんとかたどり着いたなという思いしかない。本当に甲子園まで毎日毎日、大丈夫かと不安になりながら、もがいてもがいて、成長して、当日もその中で、自分たちが今までやってきたことを出すしかない、やり切ることしかできないし、そこに最後、日本一がついてくるのかなと思っています。

――ありがとうございました。

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