アメリカンフットボール日本代表は、3月1日(日本時間3月2日)、米テキサス州フリスコで、育成プロリーグ「The Spring League(TSL)」選抜チームと対戦し、16-36で敗れた。日本は第3クオーターに一時は24点差とされた。終盤にかけて2TDで反撃し、11点差としたが、その後に力尽きた。

 富士通前ヘッドコーチ(HC)の藤田智HCが率い、Xリーグの各チームからヘッドコーチや監督が集結した日本代表だが、米国のチームからの勝利はならなかった。
 日本代表は、2日午前にテキサス州ダラスを出発、3日に日本に帰国する。

画像: 【日本代表vs TSL】第1クオーター、パスをインターセプトする日本のDE平澤=米テキサス州フリスコのフォードセンターで、2020年3月1日、撮影:小座野容斉

【日本代表vs TSL】第1クオーター、パスをインターセプトする日本のDE平澤=米テキサス州フリスコのフォードセンターで、2020年3月1日、撮影:小座野容斉

TSL選抜36-16日本代表(2020年3月1日、フォードセンター@ザ・スター)

 試合経過

 日本は第1クオーター、DB山本泰世(オービック)がTSLのパントをブロック。リカバーしたDB中谷祥吾(IBM)がエンドゾーン目前までリターンし、K鈴木健太(ノジマ相模原)の先制FG につなげた。さらに、次のTSLの攻撃で元NFLタイタンズのQBザック・メッテンバーガーのパスを、カバーに下がっていたDE平澤徹(オービック)がインターセプトしたが、日本もQB石井僚介がインターセプトを許し再び攻撃権を奪われた。

画像: 【日本代表vs TSL】第1クオーター、日本のDB中谷が、ファンブルリカバーで敵陣深くリターン。後方はLB丸尾=米テキサス州フリスコのフォードセンターで、2020年3月1日 撮影:小座野容斉

【日本代表vs TSL】第1クオーター、日本のDB中谷が、ファンブルリカバーで敵陣深くリターン。後方はLB丸尾=米テキサス州フリスコのフォードセンターで、2020年3月1日 撮影:小座野容斉

画像: 【日本代表vs TSL】第1クオーター、日本のブリッツが決まり、LB林がメッテンバーガーをオールモストサック=米テキサス州フリスコのフォードセンターで、2020年3月1日 撮影:小座野容斉

【日本代表vs TSL】第1クオーター、日本のブリッツが決まり、LB林がメッテンバーガーをオールモストサック=米テキサス州フリスコのフォードセンターで、2020年3月1日 撮影:小座野容斉

 TSLは、ランを増やしてオフェンスのリズムをつかむと、メッテンバーガーがWRエリック・ブランディッジに32ヤードの逆転TDパスを決めた。
 TSLは第2クオーターに元NFLタイタンズRBのアントニオ・アンドリュースのパワフルなランで前進すると、RBリーロイ・ウィルソンがエンドゾーンに飛び込んでTD。ポイントアフタータッチダウン(PAT)は失敗したが13-3として、前半を終えた。

画像: 【日本代表vs TSL】第3クオーター、TSLのQBメッテンバーガーからのパスをキャッチするWRエルスワース=米テキサス州フリスコのフォードセンターで、2020年3月1日 撮影:小座野容斉

【日本代表vs TSL】第3クオーター、TSLのQBメッテンバーガーからのパスをキャッチするWRエルスワース=米テキサス州フリスコのフォードセンターで、2020年3月1日 撮影:小座野容斉

 後半開始のドライブで、TSLはランで着実に前進。さらにメッテンバーガーの37ヤードパスでレッドゾーンまで攻め込むと、最後はメッテンバーガーが196センチの102キロの巨体でQBスニーク、いったんは止められたように見えたが、セカンドエフォートでタックルを引きずりながらエンドゾーンに飛び込んだ。

 さらにTSLは、193センチの長身DBトラビス・マクミランがQB高木翼(富士通)のパスをインターセプト、余裕が出てきたメッテンバーガーがWRラクビオンティ・ゴンザレスに27ヤードのTDパスを決めて、27-3と日本を突き放した。

画像: 【日本代表vs TSL】TSLのRBを群がってタックルし、止める日本のディフェンス陣=米テキサス州フリスコのフォードセンターで、2020年3月1日 撮影:小座野容斉

【日本代表vs TSL】TSLのRBを群がってタックルし、止める日本のディフェンス陣=米テキサス州フリスコのフォードセンターで、2020年3月1日 撮影:小座野容斉

 後がない日本は、QB高木翼が、WR近江克仁(IBM)、西村有斗(オービック)にロングパスを決めて前進すると、近江に21ヤードのTDパスを決めて反撃開始。第4クオーターに入ってからも、WR松井理己や岩松慶将(ともに富士通)にパスを決めてゴール前に迫ると、RB藤本拓弥(パナソニック)がタックルをかいくぐるようにエンドゾーンに飛び込んだ。2点コンバージョンは失敗したが、16-27まで差を詰めた。

画像: 【日本代表vs TSL】第3クオーター、日本のRB藤本がエンドゾーンに飛び込んでTD=米テキサス州フリスコのフォードセンターで、2020年3月1日 撮影:小座野容斉

【日本代表vs TSL】第3クオーター、日本のRB藤本がエンドゾーンに飛び込んでTD=米テキサス州フリスコのフォードセンターで、2020年3月1日 撮影:小座野容斉

 日本は、第4クオーターに、TSLのもう一人のQBジェームズ・タバリーのパスをDB山本泰世が自陣ゴール前でインターセプト。しかし、QB高木がエンドゾーン内でタックルされてセーフティーとなり13点差とされた。
 日本はあきらめなかった。その後のTSLのオフェンスで、DE藤谷雄飛(富士通)がQBタバリーをサック。パントがもたつくところをタックルしてファンブルフォース。DB辻篤志(パナソニック)がリカバーして、敵ゴール前14ヤードで絶好の攻撃権を得た。

画像: 【日本代表vs TSL】第4クオーター、日本のDE藤谷がTSLのQBタバリーをサック=米テキサス州フリスコのフォードセンターで、2020年3月1日 撮影:小座野容斉

【日本代表vs TSL】第4クオーター、日本のDE藤谷がTSLのQBタバリーをサック=米テキサス州フリスコのフォードセンターで、2020年3月1日 撮影:小座野容斉

 ワイドオープンのレシーバーを狙った高木のパスは落球でTDならず。逆にQBサックで下がり、さらにプレッシャーを受けてファンブルしターンオーバーとなってしまった。TSLは、このドライブでQBタバリーがTDパスを決めて、日本を再び突き放した。

画像: 【日本代表vs TSL】第2クオーター、好リターンを見せた日本の西村だったが、反則で取り消しに=米テキサス州フリスコのフォードセンターで、2020年3月1日 撮影:小座野容斉

【日本代表vs TSL】第2クオーター、好リターンを見せた日本の西村だったが、反則で取り消しに=米テキサス州フリスコのフォードセンターで、2020年3月1日 撮影:小座野容斉

 日本はディフェンス陣が、2インターセプト、2ファンブルリカバーと健闘。オフェンスも、QB高木が終盤に立て続けにパスを決めるなど、見せ場は作った。しかし勝負どころのパスラッシュ、タックル、キャッチなど個々のプレーでTSLの米国人選手との差が出た。TSLオフェンスは第1クオーターに日本のブリッツに苦しんだが、タイムアウトを積極的に活用するなどして上手くアジャスト、メッテンバーガーもパスとランで3TDと、元NFL選手の実力を垣間見せた。【小座野容斉】

画像: 【日本代表vs TSL】第4クオーター、日本のQB高木のパスを叩くTSLのDEクイントン。高木は試合を通じてTSLのプレッシャーに苦しんだ=米テキサス州フリスコのフォードセンターで、2020年3月1日 撮影:小座野容斉

【日本代表vs TSL】第4クオーター、日本のQB高木のパスを叩くTSLのDEクイントン。高木は試合を通じてTSLのプレッシャーに苦しんだ=米テキサス州フリスコのフォードセンターで、2020年3月1日 撮影:小座野容斉

画像: 【日本代表vs TSL】第1クオーター、パスを決めるTSLのQBメッテンバーガー。日本の多彩なブリッツにアジャストした=米テキサス州フリスコのフォードセンターで、2020年3月1日 撮影:小座野容斉

【日本代表vs TSL】第1クオーター、パスを決めるTSLのQBメッテンバーガー。日本の多彩なブリッツにアジャストした=米テキサス州フリスコのフォードセンターで、2020年3月1日 撮影:小座野容斉

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