関東学生アメリカンフットボール連盟は、7月1日、秋シーズンの公式戦開催方針を決め、HPで公表した。シーズンを大幅に短縮し、開幕時期や開催方法の異なるAからCの3プランを用意した。上位リーグは分割で、3部以下はトーナメントで争う「プランA」を基本とする。「プランB」は各リーグトーナメントでの実施、「プランC」では交流戦もしくはオールスター戦の開催にとどまる。開幕時期は、最も早いプランAが10月中旬、プランBは11月、プランCが12月以降となる。

 3案の中ではプランAを最優先とし、期限を設けて、実施可否を判断、不可能と判断した場合は次のプランに移行する。3案いずれの場合も試合は原則として無観客で行われる。

プランCなら「甲子園」は目指せず

 同連盟は新型コロナウィルス感染症の拡大を受け、対策委員会を設け、医療関係者の助言も受けながら、今秋の公式戦について討議を重ねてきた。今季を「特別なシーズン」と位置付けたが、状況によっては、開幕前のシーズン中止や途中での打ち切りもあり得えるという。甲子園ボウルを頂点とする全日本大学選手権のトーナメントに、関東の代表校が参加できるのは、プランAもしくはBまでとなる。今季の結果を受けての昇降格は原則として行わず、チャレンジマッチと入れ替え戦は実施しないという。

 同連盟は、競技団体としての社会的責任を踏まえ、「競技に関わる自分たちが感染しない、他人にうつさないと心掛けることが第一」、「安全最優先(選手および関係者の安全確保を最優先する)」の前提で、1試合でも多く公式戦を成立させることを目指している。原則として無観客での開催となるが、実際の試合時に状況が好転していれば、一定の条件のもとに「観客有」で開催する可能性もあるという。
 同連盟は「3つの案は現段階で可能な限り安全性を追求したもの。(全日本大学選手権へ参加できる)プランBまでの実施を模索しているが、学生フットボールはあくまで学生生活の一環。それぞれの大学が9月以降もオンライン授業を続け、学生の登校を認めないということになれば、部活動も難しくなる。状況が好転することを切に望んでいる」としている。【小座野容斉】

「プランA」

 実施可否の判断は7月下旬。1部TOP8の開幕が10月中旬(日付は調整中)となる。
 TOP8、BIG8はリーグを抽選で2ブロックに分割し、各4チームでリーグ戦を行う。各ブロックの同順位校による順位決定戦を含め、1チーム4試合を行う
 2部はAとBのブロックを抽選でさらに各2ブロックに分割し(計4ブロック)、各4チームでリーグ戦を行う。同順位校の順位決定戦を含め、1チーム4試合を行う。順位決定戦は分割前のブロック内での対戦となる。
 TOP8、同BIG8、2部のブロック抽選は7月13日に行われる。
 3部はAからDの各ブロックとも6チームによるトーナメントを行う(1、2位をシード)。1チーム2、3試合を行う
 エリア、7人制、医科歯科Ⅰ部、同Ⅱ部は参加チーム数によって、試合方式を柔軟に考える。医科歯科はⅠ部とⅡ部に分けずに実施することもあり得る。各リーグはリーグ分割またはトーナメントで争う。

「プランB】」

 プランAが不可能の場合。TOP8の開幕を11月とし、各リーグともトーナメントで争う。8月中旬から下旬にプランBの実施可否を判断する

「プランC」

プランBが不可の場合、12月以降に開幕し、交流戦(オールスター戦の場合もあり)を行う。

今季の特例措置

・TOP8、BIG8、2部リーグのタイブレイクは行わなず、引き分けとする。
・開幕に間に合わないチームについて、シーズン途中からの参加を認める
・シーズン不参加のチームや試合を棄権したチーム(人数不足による棄権を含む)が出ても、新型コロナの影響とみなし、自動降格は適用しない。
・自動昇格は、新型コロナの蔓延状況や医療現場の状況などを8月中旬から下旬にかけて総合的に判断し、適用することもあり得る
・新型コロナの影響で実施できない試合は中止となり、不戦勝、不戦敗にはしない。
・原則として、昇降格は行わない。チャレンジマッチと入れ替え戦は実施しない。
・順位は『競技運営細則』に則って決めるが、あくまでも2020年限りの特別な順位とし、2021年には反映しない。2021年は、2019年の順位を基にリーグを編成する。
・各試合の記録とシーズン通算の個人記録は有効とする。
・シーズン通算のチーム記録は参考扱いとする。

【お知らせ】2020年の公式戦開催について(外部リンク)

画像: 昨年の関東1部TOP8優勝校の早稲田大学=2019年12月1日、撮影:小座野容斉

昨年の関東1部TOP8優勝校の早稲田大学=2019年12月1日、撮影:小座野容斉

画像: 今季、関東1部TOP8に昇格した日大と桜美林大=2019年12月1日、撮影:小座野容斉

今季、関東1部TOP8に昇格した日大と桜美林大=2019年12月1日、撮影:小座野容斉

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