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2020-11-02

【高校駅伝】北九州市立が6年ぶりV 昨年全国3位の筑紫女が敗れる

優勝が決まり感極まる北九州市立高の選手たち(撮影/新甫條利子)

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全国高校駅伝の福岡県予選が1日、福岡市内の博多の森陸上競技場で行われ、女子は北九州市立高が1時間07分44秒48で6年ぶりに優勝。昨年の都大路で3位に入った筑紫女高が13秒08差で敗れる結果となった。男子は大牟田高が2時間05分23秒51で2年ぶりに奪還した。福岡県予選はタスキリレーを行わず、区間ごとに指定の距離を走るトラックレースで行われ、順位は合計タイムにより決定した。

酒井美玖(北九州市高3年)が女子1区で、都大路3区区間4位の柳楽あずみ(筑紫女高2年)に31秒65差をつけて勢いに乗った。筑紫女高も3区の池田朱里(3年)で逆転したが、5区までの貯金は1秒65と僅差の勝負に。アンカーで北九州市立高の1年生、野田真理耶がキレのあるスパートを見せ、再逆転で全国の切符を手中に収めた。

6年ぶりに都大路の切符をつかんだ北九州市立高(撮影/新甫條利子)
北九州市立高が6年ぶりに都大路の切符をつかんだ(撮影/新甫條利子)

「3人の1年生がよく走ってくれた」と北九州市立高の荻原知紀先生。3区から5区を1年生が担い、前回の都大路メンバー4人が残る筑紫女高に競り勝っただけに「最低でも入賞はしたい」と全国へ目を向けた。

 男子は昨年の都大路で初出場入賞した自由ケ丘高が1区で大牟田高に約1秒のリードを奪ったが、その後は5区間で区間賞を獲得した大牟田高が1分以上の差をつけて雪辱を期した。夏には新型コロナウイルスに大牟田高の生徒27名が感染し、駅伝部も2週間走ることができなかった。走れることに感謝し、そこからチーム一丸となって立ち上がったことで「層も厚くなり、ようやく戦えるチームになってきた」と赤池健先生。都大路では「前回の自由ケ丘高の記録(2時間02分57秒)を上回って入賞したい」と意気込む。


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文・写真/新甫條利子

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