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2020-11-11

【NFL】唯一の開幕8連勝、スティーラーズQBロスリスバーガーがコロナリザーブ入り チーム首脳は楽観の理由

COVID-19リザーブに入ったスティーラーズのエースQBロスリスバーガー。第9週のカウボーイズ戦では逆転勝利の立役者となった=photo by Getty Images

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 米プロフットボールNFLは、第9週が終わった。32チーム中で、ここまで唯一無敗(8勝0敗)のピッツバーグ・スティーラーズに異変が起きた。現地11月10日、大黒柱のQBベン・ロスリスバーガーが、COVID-19(新型コロナ感染症)リザーブリストに入ったとチームが発表したのだ。しかし、現地メディアによると、マイク・トムリンヘッドコーチ(HC)らチーム首脳陣は、状況を比較的に楽観しているという。どういうことなのか。

 11月8日、スティーラーズは、ダラス・カウボーイズと対戦し24-19で辛勝した。翌日の9日(月曜日)、TEのバンス・マクドナルドがCOVID-19陽性と判明した。10日(火曜日)、スティーラーズは、ロスリスバーガー、RBジェイレン・サミュエルズ、OLジェラルド・ホーキンス、LBビンス・ウィリアムズの4人が、マクドナルドと濃厚接触の疑いがあるとしてCOVID-19リザーブに入れた。4人は現時点では陽性反応はないという。

 NFLのプロトコールによれば、ロスリスバーガーら4選手は直ちに隔離され、連日、COVID-19の判定テストを受ける。5日間陰性が続き、かつ、発熱などの症状が出なければ、6日目から試合や練習に復帰できるという。火曜日にリザーブリストに入った場合、最短で、日曜日の試合には出場が可能となる。

 NFLの各チームは、今季、練習場や事務所、本拠地スタジアムなど、チームの施設に選手・コーチ・関係者が入場するときは、電子端末を携帯させて、各自の動きを時系列ですべて記録している。ある選手が陽性と判明した場合、その選手の近くにいたのは誰か、直ぐに判別する仕組みだ。ロスリスバーガーら4選手はそこからマクドナルドとの接触を疑われ、COVID-19リザーブ入りとなった。


 ロスリスバーガーは今季17年目、38歳のベテラン。過去スーパーボウルに3回出場2回優勝という実績は、現役ではトム・ブレイデイ(タンパベイ・バッカニアーズ)に次ぐ。昨シーズンは開幕2戦目で利き腕の右ひじを負傷して手術し、ほぼ全シーズンを棒に振った。復活をかけた今季は、8試合でパス1934ヤード、18タッチダウン(TD)、4インターセプトと好調だ。スティーラーズもロスリスバーガーにけん引されて、チーム史上初となる、開幕からの8連勝を記録した。スティーラーズは次週第10週に、シンシナティ・ベンガルズと対戦する。

COVID-19リザーブに入ったスティーラーズのエースQBロスリスバーガー。第9週のカウボーイズ戦では逆転勝利の立役者となった=photo by Getty Images
COVID-19リザーブに入ったスティーラーズのエースQBロスリスバーガー。第9週のカウボーイズ戦では逆転勝利の立役者となった=photo by Getty Images

 今週、クリーブランド・ブラウンズでも、エースQBのベイカー・メイフィールドが、9日(月曜日)に濃厚接触の疑いでCOVID-19リザーブ入りしている。メイフィールドは検査で陰性が続き、症状が出なければ、土曜日から練習に合流できる。同様に、濃厚接触でリザーブ入りして、試合欠場することなく復帰したのがデトロイト・ライオンズのQBマシュー・スタフォードだ。

 一方で、COVID-19陽性と判定されたQBキャム・ニュートン(ニューイングランド・ペイトリオッツ)は、第4週、第5週と2試合を欠場した。カウボーイズでは、エースQBダック・プレスコットが負傷でシーズンアウトとなった後のQBだったアンディ・ダルトンが、同じく陽性となって、2週連続で欠場している。

 カレッジフットボールでは、来年春のドラフトで最上位指名が有力視されていたクレムソン大のQBトレーバー・ローレンスがCOVID-19陽性で、2週連続欠場。クレムソン大はその間、ボストンカレッジには辛勝したが、ノートルダム大に敗れ、全米ランク1位からも陥落した。過去5シーズンで全米王座決定戦に4回出場、2回優勝という強さを見せてきたクレムソン大だが、エースQBの欠場が響いて、今季はV争いから脱落する可能性もある。

COVID-19陽性とはんていされ、2試合を欠場したクレムソン大のQBトレーバー・ローレンス=photo by Getty Images
COVID-19陽性と判定され、2試合を欠場したクレムソン大のQBトレーバー・ローレンス=photo by Getty Images

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