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2020-12-17

【ボクシング】武骨な戦士“あきべぇ”リングを去る──。元王者・渡部あきのりの心境

さまよう心を真正面からすべてさらけ出す。渡部あきのりは、やっぱり“あきべぇ”のまんまだ

 倒しっぷりも倒されっぷりも豪快の一語に尽きた。常にスリリングなファイトを続け、見るものを魅了し続けてきた元日本&東洋太平洋ウェルター級、スーパーウェルタ-級チャンピオン渡部あきのりさん(35歳)が10月、王者のままリングを去ることを発表した。


 本来ならば、大勢のファンの前で引退式を行ってしかるべき人気王者だ。けれども新型コロナウイルス感染拡大はとどまるどころかふたたび猛威をふるう。
 彼は手にするベルトを返上すると、ひっそりと、何も言わずにわれわれの前から去ろうとした。

 勝つも負けるもド派手な戦い。リングを離れての言動、振る舞いも“らしさ”に満ちあふれ、惹きつけられてやまない男だった。そんな“あきべぇ”と、このままお別れではあまりにも寂しい──。

 長年に渡り、彼を追い続けてきたライター加茂佳子さんが、リングを背にした「渡部信宣」に迫る。
 高校でボクシングを始め、プロボクサーとなって17年。ボクシングに全精力を注いできたからこそ、彼の心は彷徨い続けている。だが、あまりにリアルな姿をさらしてくれたのは、他の誰もが立ち入れぬ、取材者との信頼関係があればこそ。そして、ありのままの自分で何事にも向かっていく彼だからこそ──。

 2018年4月号以来となる『拳闘家劇場』は、発売中のボクシング・マガジン1月号に掲載。

ボクシング・マガジン 1月号

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