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2020-12-18

2020年大相撲この1年を振り返る【BBMフォトギャラリー35】

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1月26日 1月場所千秋楽=両国国技館 NikonD4s 24-700mm f2.8 1/320秒f5 ISO800

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今年1月から11月まで全部の本場所を撮影した橋田ダワーが、1年間で記憶に残ったシーンを写真で振り返ります。
上の写真は、1月場所東支度部屋。幕内初優勝を果たした徳勝龍が、同部屋の関取や一門関取衆と、場所中に急逝した恩師の近畿大学相撲部伊東勝人監督の遺影とともに撮影。

福岡の秋。太陽の光をちぎり取ったように輝きながら舞い散る葉っぱ。遠く山々の紅葉は、地上から天へとのびる虹のようだ。例年この季節には、大相撲最後の本場所となる11月場所が福岡国際センター総合ホールにて開催されていた。しかし今年は、新型コロナ禍で九州ではなく東京両国国技館で、秋場所までの観客上限2500人から約5000人へと増やして行われた。
11月場所は2場所連続の両横綱不在で、さらに大関朝の山や新大関の正代が左足首の損傷で休場。しかし、大関陣でただ一人出場となった貴景勝や各力士の活躍で、活気を取り戻しつつある国技館が、千秋楽まで熱く盛り上がった。
ここで、この一年間の幕内優勝力士とその場所を、写真で振り返りたいと思う。文・撮影◎橋田ダワー


徳勝龍

初場所を制した西前頭17枚目の徳勝龍(33歳・木瀬部屋)「自分なんかが優勝していいんでしょうかね」。優勝インタビューで涙を浮かべ、喜びをかみしめる。


2020年1月26日 1月場所千秋楽=両国国技館Nikon D4s 70-200mm f2.8 1/320秒 f4 ISO800


史上初無観客

新型コロナ禍の影響で、大相撲3月場所は史上初無観客で開催された。千秋楽表彰式前。


2020年3月22日 3月場所千秋楽=エディオンアリーナ大阪 Canon EOS5DmarkⅢ 24-70mmf2.8 1/250秒f5.6 ISO3200 撮影◎太田裕史


横綱白鵬

3月場所は横綱白鵬(35歳)宮城野部屋が44回目の優勝を果たした。


2020年3月22日 3月場所千秋楽=エディオンアリーナ大阪 Nikon D4s 24-70mm f2.8 1/320秒f4.5 ISO800




元大関照ノ富士が復活優勝

感染リスクを考慮し、大人数の移動を避けるために、開催会場を愛知県名古屋市の愛知県体育館から東京両国国技館に変更して開催された7月場所。観客動員数を一日の上限約2500人に絞り迎えた千秋楽。元大関照ノ富士(28)伊勢ノ海部屋。 東前頭17枚目で2年半ぶりに幕内の土俵に上がり、2015年夏場所以来となる2度目の優勝を遂げた。照ノ富士は大関に14場所在位した後、怪我などで休場が続き、序二段まで転落。幕内優勝後に十両以下まで落ち、再び優勝を果たしたのは史上初。


2020年8月2日 7月場所千秋楽=両国国技館  Nikon D4s 24-70mm f2.8 1/320秒f5.6 ISO1000


優勝した照ノ富士には昨年こんな事が

休場は5場所連続、そのうち全休は4場所連続となったあとの2019年3月場所。西序二段48枚目で土俵復帰し、4番目の相撲となった7日目の寺尾翔を掬い投げで倒し、2017年5月場所以来の勝ち越しを決める。


2019年3月16日 3月場所7日目=エディオンアリーナ大阪 Nikon D4s 24-70mm f2.8 1/800秒f4 ISO3200

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