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2021-01-01

カメラ車からみる箱根駅伝【BBMフォトギャラリー37】

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2020年1月3日=箱根町 NIKON D4s 70-200mm ISO4000 1/1250 F4

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新年2日・3日に行われる箱根駅伝では、日本テレビの中継車のすぐ後ろに、新聞、通信、雑誌の写真撮影の為の共同カメラ車が走っています。今回のBBMギャラリーは、2013年から箱根駅伝の復路カメラ車に乗車して撮影している椛本結城が、このカメラ車事情と駅伝の魅力を写真でお伝えします。文・写真◎椛本結城・JMPA

いよいよ1月2日、箱根駅伝がスタートします。昨年は新型コロナウィルスの影響でオリンピックの延期や、いろいろな大会が中止になりました。そんな中での開催です。

箱根駅伝のカメラ車(復路)に乗るのは今回で9回目になります。最初の乗車は、日体大が予選会から這い上がり優勝した平成25年の89回大会です。極寒の中での撮影となるので、年末から普段以上の体調管理に気を使います。

自前のミートテック(蓄えたぜい肉!)だけでは耐えられないので、まずは寒さ対策を万全にします。たくさん重ね着をして、お腹と背中にカイロを張り、靴下を2枚重ねで履いて乗り込みます。そして一番悩むのが水分摂取。一度スタートしたら5時間以上はトイレには行けません。普段はお茶をガブ飲みしますが、元旦からなるべく水分をとらないよう節制します。そのせいか、体重が4kgも落ちたこともあります。

ファインダーを覗きながらの山下りは、車酔いをします。山下りで後ろ向きに乗って選手を撮影しているので、箱根山中の急カーブなどいつもは使わない筋肉で踏ん張っているため筋肉痛にもなります。私にとって、大変な事も多いカメラ車撮影。でも、選手が先頭を奪い合う白熱のやり取りをすぐ間近で見ることができる醍醐味、選手が無事大手町のゴールに飛び込んで、レース終了後、降りる時の達成感は格別なものがあります。さて今年はどんなドラマが見られるのでしょうか。本当に楽しみです!


2020年1月3日=芦ノ湖スタート地点 NIKON D4s  24-70mm ISO3200  1/640  F5.6

往路スタート前 監督ミーティング。各校の監督が集まり注意事項やオーダーの確認をします。




2020年1月3日=箱根町 NIKON D4s 70-200mm ISO2000  1/5000 F5.6

8時。号砲が鳴って復路109.6kmがスタートします。




2020年1月3日=箱根町 NIKON D5 200-400mm ISO2200 1/2000 F7.1 (撮影 JMPA)


先頭の右側を走るカメラ車。トラックの荷台に6名のカメラマンが乗車。かなり狭いです。前列はあぐらをかいて座り、後列は、椅子や、小さい脚立に座って撮影をします。




2020年1月3日=箱根町 NIKON D4 70-200mm ISO2000 1/2500 F4

箱根の山を一気に下る。ここ数年は天候に恵まれてベストコンディション。今年も好天を祈ります。

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