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2019-11-23

【アメフト】佼成学園が4連覇へ 法政二を後半に突き離す

秋季関東高校アメリカンフットボール大会の決勝が、11月23日、駒沢第二球技場で行われ、佼成学園(東京)が35-21で法政二(神奈川)を下し、4年連続のクリスマスボウル進出を決めた。高校日本一を決めるクリスマスボウルは、12月22日(日)に横浜スタジアムで13時キックオフされる。佼成学園の対戦相手は、24日に行われる立命館宇治ー関西学院の勝者。

上の写真 第1クォーター、4ヤードのTDを決める佼成学園RB北原健作。北原は220ヤード、3タッチダウンの活躍を見せた 写真:編集部

佼成学園のRB北原が220ヤード、3TDの活躍

 前半は、互いに効果的に攻撃を組み立てられない状況が続いた。しかし、両校とも相手のミスに乗じて得点をあげ、2タッチダウン(TD)ずつの14-14で折り返した。

 後半に入ると、佼成学園のクォーターバック(QB)小林宏充が、よく鍛えられたオフェンスラインに守られながら、ランとパスのバランスの取れた攻撃を組み立てる。3クォーター(Q)の立ち上がり、エースランニングバック(RB)北原健作が8ヤードのTDランで突き離す。

 第4クォーターには、北原の20ヤードのTDランに続き、インターセプトで得たチャンスに、QB小林がタイトエンド(TE)松本幸大へ4ヤードのTDパスを通して、35-14と大きくリードを広げた。

 法政二は、終了直前に、QB大橋功典がワイドレシーバー(WR)浅沼承太郎へ22ヤードのパスを通したが反撃はここまでだった。

目指している部ができた

「今年は集大成の年。いい先輩たちを見てきた学年が、下級生の世話をよくしてくれる。目指しているチームというか、いい部ができた」と佼成学園の小林孝至監督はいう。試合が終わった後のハドルでも「フットボールだけをしていてはいけません」と選手たちに声をかけていた。

 その言葉は、高校の部活動では、勝つことよりも大切なものがあることを示している。「チーム」には、闘うためだけの集団というニュアンスがある。「チーム」を「部」に言い換えた小林監督が率いる佼成学園ロータスは、12月22日に横浜スタジアムに関西代表を迎える。

優秀選手

最優秀ラインマン賞 佼成学園 #79 藤坂 航 
最優秀バックス賞 佼成学園 #6 北原 健作
敢闘賞 法政大学第二 #5 岩田 翔太郎

法政二のオフェンスをリードしたQB大橋

第2Q、22ヤードのTDランを決めた法政二RB岩田翔太郎

法政二のパントでのスナップミスのルーズボールに素早く反応して、RB土屋天世のTDのつなげたDL今熊力丸

2Q、密集をルキ破ってTDをあげた佼成学園RB土屋

よく鍛えられたオフェンスラインに守られて攻撃を組み立てた佼成学園QB小林

佼成学園RB北原の3本めのTDは、密集をすり抜けて20ヤードを走りきったもの

4年連続のクリスマスボウル出場を決めた佼成学園ロータス

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