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2021-01-21

【陸上】日本陸連アスリート・オブ・ザ・イヤーは新谷仁美「10000m29分台を目指す」

アスリート・オブ・ザ・イヤーに輝いた新谷仁美(積水化学)

1月21日、日本陸連アスレティックス・アワード2020が発表され、新谷仁美(積水化学)が2020年度の「アスリート・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。

 新谷は2020年1月のヒューストンハーフで1時間06分38秒をマークし、ハーフマラソンの日本記録を更新。9月の全日本実業団選手権では5000mで14分55秒83の日本歴代2位を記録している。東京五輪の代表選考会となった12月の日本選手権・長距離10000mでは、従来の記録を28秒45更新する30分20秒44という驚異的な日本新記録をマークし、東京五輪日本代表に内定した。

 以下、各賞受賞者リストと主な選手のコメント。

アスリート・オブ・ザ・イヤー
新谷仁美(積水化学/女子長距離)

優秀選手賞
金井大旺(ミズノ/男子110mハードル)
田中希実(豊田自動織機TC/女子中長距離)
相澤 晃(旭化成/男子長距離)

特別賞
株式会社アシックス

新人賞(東京運動記者クラブ選出)
三浦龍司(順天堂大1年/男子3000m障害)
兒玉芽生(福岡大3年/女子短距離)

新人賞(日本陸連選出)
古澤一生(前橋育英高3年/男子棒高跳)
廣中璃梨佳(日本郵政グループ/女子長距離)

受賞者のコメント
アスリート・オブ・ザ・イヤー
新谷仁美(積水化学)
※日本選手権女子10000m優勝で東京五輪代表内定

「このようなすごい賞をいただけて、とてもうれしいのと同時に、今後も頑張ろうという意識にさせてくれました。多くの陸上ファンやサポートしてくれる関係者のおかげです。これからもずっと賞をいただけるようにしっかり努力していきたいです。10000mは29分台を狙って練習をしているのですが、5000mで最低限、日本記録(14分53秒22)で走るレベルでやっていなかいと、29分台で走れません。10000mの結果を見据えて、5000mの日本記録にチャレンジしていきたいです」

優秀選手賞
金井大旺(ミズノ)
※日本選手権男子110mH優勝

「2020年度は自己ベストを3回更新できたので、とてもいいシーズンでした。2021年は(東京オリンピックの)参加標準のターゲットタイム13秒32をまだ期間中に切れていないので、春先の4月、5月に切って、余裕をもって8月の東京オリンピックに向けた準備を始めたいと思っています。今取り組んでいる技術をしっかり自分のものにして、東京オリンピックではタイム的にも準決勝でピークを持って行って、決勝進出を目指していきたいです」

優秀選手賞
田中希実(豊田自動織機TC)
※日本選手権女子5000m優勝で東京五輪代表内定

「メインの5000mで強くなるために、1500m、10000mからもアプローチしてやっているんですけど、昨年度の夏にかけての全盛期のときよりレベルアップした練習ができたらと思っています。今は春までの時期で、地力を上げることに注力してやっています」

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