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2021-02-01

【プロレス】高山善廣が脳梗塞から復帰! 2006年7月、NOAH武道館

敗れたものの、見事な復活を見せつけた髙山善廣

脳梗塞からの復活に向け、生活スタイルをあらためて厳しいリハビリとトレーニングを積んできた高山善廣。「いけるという確信ができたから決めた」と復帰戦のリングに上がった。

 高山善廣は2004年8月8日、新日本プロレス「G1 CLIMAX」公式戦で佐々木健介と対戦した後、脳梗塞で倒れた。試合後に病院へ搬送され、手術を受けて、一命を取りとめると、復帰に向けてリハビリに取り組んだ。

 約2年ぶりの復帰戦となった2006年7月16日のNOAH武道館大会。大会前にはパートナーを務める予定だった小橋建太が腎臓ガンで欠場。その代役が健介となり、三沢光晴&秋山準と対戦した。ちなみに、健介は同年7月2日、ビッグマウスラウド後楽園大会の柴田勝頼戦で「左眼窩底骨折」という重症を負いながら、それを極秘にした上で試合に臨んでいたことを翌日の会見で明らかにしている。

 高山は三沢&秋山の猛攻を耐え、反撃に転じると「コバシーッ!」と叫んで、健介に続いてマシンガンチョップを敢行。腎臓ガンと闘っている小橋へのメッセージを送った。

 最後は三沢のエメラルド・フロウジョン、秋山のリストクラッチ式エクスプロイダーで敗北。試合後には4人で健闘を称え合い、高山はバックステージで「生きてるよ!」とあらためて復帰を宣言した。

 また、大会のセミファイナルでは力皇猛&森嶋猛vs丸藤正道&KENTAという新世代によるタッグマッチがおこなわれ、30分時間切れ引き分けの熱戦を展開。試合後、丸藤は「今日闘った4人、誰が挑戦してもおかしくない」とGHCヘビー級王者の秋山に宣戦布告。小橋不在のNOAHを若い力で盛り上げていこうとしていた。
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