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2021-02-02

【ボクシング】東京五輪出場内定3選手が2・11『LEGEND』出場へ

左から成松、岡澤、森脇。いずれもバリバリのトップアマチュアたちだ オンライン会見より

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 日本ボクシング連盟は2日、オンラインで会見を行い、2月11日(木・祝)、東京・代々木第一体育館で開催されるチャリティーイベントマッチ『LEGEND』に、東京オリンピック出場内定となっているライト級・成松大介(31歳=自衛隊体育学校)、ウェルタ-級・岡澤セオン(25歳=鹿児島県体育協会)、ミドル級・森脇唯人(24歳=自衛隊体育学校)の3選手の出場を発表した。

 井上尚弥(27歳=大橋)、京口紘人(27歳=ワタナベ)、木村翔(32歳=花形)の現役選手。元世界王者の内山高志さん(41歳)、八重樫東さん(38歳)の参加が発表されているイベントに、五輪代表内定選手が出場。エキシビションマッチとはいえ、豪華な顔ぶれが続々とそろい、しかもプロとアマチュアによるドリーム共演が実現する。新型コロナウイルス感染拡大により、東京五輪は1年延期。しかもいまだ開催がはっきりとしない状況にあって、これは願ってもない朗報だ。

 会見に応じた3選手は、「昨年は実戦をほとんど積めない状態だった」と口をそろえる。本来なら、海外遠征で様々なタイプとの手合わせをし、夏に迎えるだろう本番に備えたいところだが、それも現況を踏まえれば困難だ。内田貞信・連盟会長は「イベントが発表された後に、こちらからオファーを出した」とその経緯を語るが、大勢の観衆の前で雰囲気をつかむ経験ができるというのは、五輪の大舞台前に有意義なことである。


「アマとプロ、どちらが強いのか見てほしい」と内田会長も自信満々に語った
オンライン会見より


 誰が誰と手合わせをするか、まだカードは発表されていないが、「相手のパンチをもらわないことを第一に」(成松)、「プロの12ラウンドよりも、3分3ラウンドのアマチュアのほうが、テンポが速くておもしろさも凝縮されていると思うので、それを見せたい」(岡澤)、「展開も速いので、それを披露したい」(森脇)と、久々の実戦を心待ちにしている様子だ。

「今回出場する3選手はアマのレジェンド。本当のレジェンドはどちらなのか。プロとどっちが強いのか。そこを見ていただきたい」と内田会長も自信をもって送り出す。

 本博国・男子強化委員長によれば、「今後は2月23日から3月5日まで会津若松(福島)で合宿。3月12日からおよそ10日間、ナショナルトレーニングセンター(東京)で合宿を予定」。その後、本番までに3度の合宿を計画しているという。
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