close

2021-02-05

【プロレス】KENTA&石森太二vs丸藤正道&飯伏幸太  2007年7月15日、NOAH武道館

go2sleepを決めて勝利の雄叫びを上げるKENTA

全ての画像を見る
KENTA&石森太二vs丸藤正道&飯伏幸太。当時、まだ20代の4人が激突したのは14年前の夏。21分43秒に凝縮された激闘を振り返る。

 2007年夏、旗揚げ7年目のNOAHが初めて本格的なリーグ戦として「日テレ杯争奪ジュニアヘビー級タッグリーグ戦」を開催。その最終公式戦が7月15日、武道館でおこなわれた。

 注目の公式戦はKENTA&石森太二vs丸藤正道&飯伏幸太。現在は業界屈指のトップ選手となっている4人だが、当時は全員20代だ。

 当時の石森と飯伏は身体能力とセンスを兼ね備える新星として注目されていたが、まだまだ知名度が伴っておらず、この一戦が言わば出世試合。前年の「プロレス大賞」ベストバウトを受賞した丸藤とKENTAが、そんな才能あふれるパートナーたちの潜在能力をグイグイと引き出しつつ、技と技、攻防と攻防が数珠つなぎのように絶え間なく続いていくスリリングな試合となる。

 場内は武道館名物の重低音ストンピングが鳴り止まず。最後はKENTAが飯伏のニールキックをキャッチして、go2sleepで勝利。21分43秒があっという間に感じるほど疾走感のある激闘だった。

 この一戦の後におこなわれたGHCジュニアヘビー級タッグ王者組の鈴木鼓太郎&リッキー・マルビンvsブリスコ兄弟の公式戦が引き分けに終わり、同リーグ戦はKENTA&石森が初優勝。表彰式はGHCジュニアヘビー級タッグ王者組が引き分けて優勝を逃したことで、大ブーイングに包まれていた。
タグ:

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事