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2021-02-07

【ボクシング】モハメド・アリを破った男、レオン・スピンクス氏が死去

スピンクス氏(右)は1978年2月、プロキャリア8戦目で偉大なるモハメド・アリを破る大金星を挙げた

 元WBA世界ヘビー級チャンピオンのレオン・スピンクス氏(アメリカ)が、5日、アメリカ・ネバダ州ラスベガスで死去した。67歳だった。前立腺を始めとする多数のガンと5年間も戦い続けたが力尽きた。

 スピンクス氏は1953年7月11日、ミシシッピ州セントルイス生まれ。海兵隊でボクシングを始めた。1976年のモントリオール五輪ライトヘビー級決勝で、キューバのシクスト・ソリアをセンセーショナルなRSCで下して金メダルを獲得。一躍、ヒーローになった。

 翌年1月にプロ転向。1978年、わずか8戦目でモハメド・アリ(アメリカ)に挑戦し、判定勝ちを収めてヘビー級チャンピオンになった。半年後の再戦で、アリに敗れてタイトルを手放すと、早くもキャリアは下降線を描き始める。やがて二線級にも敗れるようになり、クルーザー級転向も失敗に終わった。1988年に引退したが、3年後に再起。このキャリア後半戦ではプロレスや総合格闘技戦などにも参戦した。

 本来、ライトヘビー級のスピンクス氏がヘビー級の体を作るために、生卵入りのビールをがぶ飲みしたいう真偽不明のうわさが拡散したりと、天衣無縫で明るい性格が、多くの人に愛された。引退後は健康を崩し、表舞台への登場は少なくなったが。2011年にそれまで住んでいたオハイオ州コロンバスからネバダ州ラスベガスに移ってからは、数々のパーティーなどにも顔を見せていた。2017年にはネバダ州のボクシング名誉の殿堂入りも果たしている。

 終身戦績は46戦26勝(14KO)17敗3分。弟はライトヘビー級、ヘビー級世界チャンピオンのマイケル・スピンクス氏。また息子のコリー氏もウェルター級、スーパーウェルター級で世界のベルトを巻いている。

写真◎ゲッティ イメージズ

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