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2021-02-20

女子プロレスを背負う世志琥が“スターダムのアイコン”岩谷麻優を論破「違いをしっかり見せつけたい」

2011年1月23日、スターダム旗揚げ戦の岩谷麻優と世Ⅳ虎(当時)

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 2月18日午後2時より、都内のホテルグランドヒル市ヶ谷にてスターダムが会見。3・3日本武道館大会の全カード発表と調印式がおこなわれた。

 第4試合で「10周年記念試合2」としておこなわれるのが岩谷麻優vs世志琥。10年前、2011年1月23日のスターダム旗揚げ戦でデビューした者同士の一戦だ。

 岩谷は旗揚げ戦のセミで星輝ありさと対戦し、ブラジリアンキックで敗北。その後は紫雷イオ、宝城カイリらとともにスターダムをけん引。現在では唯一の旗揚げメンバーとして実力&人気を兼ね備える“スターダムのアイコン”と呼ばれ、2019年のプロレス大賞女子プロレス大賞も受賞している。

 一方の世志琥は旗揚げ戦のメインで美闘陽子で対戦し、ドールBで敗北。その後は独特のヤンキーキャラクターでブレークして、スターダムのエース格として活躍。2015年2月に安川惡斗との一戦をきっかけに6月に引退したが、2016年3月に高橋奈七永率いるSEAdLINNNGのリングで復帰。昨年、SNSなどで人気が爆発し、業界を飛び越えた存在となっている。

 会見での両者のコメントは以下。

世志琥「どうも、女子プロレスラー・世志琥です。スターダム10周年っつーことで、自分がスターダムをやめてから一切スターダムのリングには上がってこなかったんですけれども、シードリングに入って自分はすごく変わったと思いますし、自分がやめた後の岩谷麻優を正直言って自分はまったく知らない。見てもないので。スターダムのアイコンとか呼ばれてるのも、自分からしたら不思議だし、自分が知ってる岩谷麻優は本当にポンコツでひきこもりで練習もさぼるし、本当に手がかかるヤツだったんですけど、そんなヤツがスターダムのアイコンと言われるまでになった。それを自分はいま体感したいなと思ってるし、スターダムの1期生、生まれたところが一緒で、スターダムの1期生でいま生き残ってるのが自分と岩谷麻優、この2人しかいないし、うちらにしか見せられない試合もあると思うんで。いまの岩谷がどんなもんなのか、自分がこのスターダム10周年日本武道館で査定してやろうと思います。テメエら楽しみにしてろよ。そんこんとこよろしく」

岩谷「スターダムのアイコン・岩谷麻優です。世志琥とは6年ぶりのリングでの再会になるんですけど、やめたあとの岩谷麻優を知らないと言ってたけど、やめたあとの岩谷麻優は本当に変わったと思う。自分で言うのもあれだけど。本当に成長したし、アイコンとして女子プロレスのトップとして実力も実績も残してきました。逆に世志琥、こっちも試合を見てないですね。お菓子作りしてるところしか見てないので。世志琥、逆に成長してますか?」

世志琥「お菓子作りは見てるのにプロレスは見てないとかうけるんですけど」

岩谷「だってそこの話題しかないもん。TikTokの話題しかないから」

世志琥「じゃあ岩谷はなんか話題あるの?」

岩谷「自分は女子プロレス大賞取りました」

世志琥「で? じゃあ世間に広めたの?」

岩谷「そこは劣ってるよ、たぶん。世間に女子プロレスを広めたというのは自分はたぶん劣ってはいると思うけど」

世志琥「自分はそこなんだよ。女子プロレスを世間に広めたいから女子プロレスをやってる。だから自分と岩谷麻優のこのカード、女子プロレスを世間に届けたいから、自分はこの試合をやりたいと思った」

岩谷「じゃあ、世間で有名な世志琥を倒して、自分も世間に認めてもらえるように便乗したいと思います」

世志琥「まあ、スターダムのアイコンと言われてるうちは無理でしょうね。女子プロレスラー・世志琥なので。シードリングの世志琥でもありますけど、自分は女子プロレスラー。女子プロレスを背負っているので、そこの違いをしっかり見せつけたいと思います」

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