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2021-03-27

ボウリング用語集 に

ニトロセルロース
NitroーCellulose

古いボウラーがよく使う言葉で、ニトロとはレーン表面の保護・管理に用いたコーティング材(皮膜)の総称。現在ほとんど見ることはない。通称ニトロのレーンは表面が柔らかく、ボールの衝撃や摩擦ですぐに剥げてくるので、上級ボウラーにはボールトラックを見つけやすかったが、頻繁な塗り替えが必要だった。引火点が低く、危険な面もあった。


日本ボウリング評議会
Bowling Council of Japan

2006(平成18)~2018(平成30)年。ボウラー、ボウリング場経営者、施設・用品製造・販売業者などのボウリング関連団体の連絡協議会で、JBC、JPBA、BPAJ、公認協、商工会、JLBCが参画し、2006年に設立。初代会長には衆議院議員の武部勤が就任。日本ボウリング振興協議会(NBCJ)は発展的に解消された。


日本ボウリング機構
Japan Bowling Organization

我が国におけるボウリングの普及・振興を強力に推進し、「No.1国民スポーツ=ボウリング」を確立することを目的として、2018(平成30)年8月に設立された。JBC、JPBA、BPAJ、NBF、ABBF、BBCJ、JLBC、BICAの8団体が参画。


入射角度

ボールが①―③ポケットへ進入するときの角度。完全なストライクにおけるピンの動きは、まず①―②―④―⑦番ピンと③―⑥―⑩番ピンの順で倒されてゆき、次に⑤―⑧番となる。結局、ボールが直接接触している(倒す)のは、①番、③番、⑤番と⑨番ピンのみである。ABC(現USBC)の研究によれば、完全ストライクのポイントは17.5枚目にあり、仮にボールが左右に板目で半分でもずれると、ストライクは半減する。たいがいのストライクは、ピン同士の「八つ当たり」で生まれており、誰でも左右のコントロールミスを免れ得ないので、結局は曲がるボールでストライクゾーンを広げるしか対策はない。ここで許容範囲を最大に広げるのは6度の入射角度であり、3度から6度の大きさがあると確率が高くなる。
ピンの動きを観察すると、ヘッドを打ったボールが、右側へはじかれない球質が有利であり、ボールが重いほど反射されないように思われるが、最近は軽くてもはじかれにくいボールが開発されてきた。


2―4―6スペアシステム

計算上1023通りあるスペアで、主に⑦番ピンアングルを取る方法の1つ。初心者が無意識にやる方法で、3―6―9と異なる点は、スタンスを変えずにターゲットのみを変えてスペアを狙うところにある。一見して3―6―9よりやさしそうだが、コントロールの難しさは3―6―9と変わらない。プロなどは、特定のスライドエリアがまったく滑らないとき、このシステムを使って、いつもと違ったアングルからでもスペアを狙えるように練習している。
初心者スクールでは、3―6―9スペアシステムを真っ先に教えるが、2―4―6も発展形としてコーチするとよい。3―6―9と同様に、斜行するアプローチが必要だが、上級選手(200アベレージ以上)のなかには、斜行せず板目に添って助走する方法で、2―4―6をスペアの基本としている者も少なくない。これは、ピンの奥でさらにフックする傾向のあるリアクティブボールが普及しているためでもあるだろう。
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