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2019-06-23

NFLのRBピーターソンがキャンプ参加   子どもたちや中高生選手300人を指導

 第2回HONMONO×CAMP(2019年6月23日、富士通スタジアム川崎)

子どもたちとハイタッチをかわすピーターソン=2019年6月23日 撮影 小座野容斉

 6月23日(日)、富士通スタジアム川崎でアメリカンフットボール教室「HONMONO×CAMP」(ホンモノクロスキャンプ)が開かれた。第2部には、NFLのスターRB、エイドリアン・ピーターソン(ワシントン・レッドスキンズ)が登場し、子どもたちや中学・高校生の選手ら計300人余りを指導し、交流した。
 ピーターソンは、夢を実現させる具体的な方法として、夢を具体的に、紙に書き、それを鏡など毎日自分が目にする場所に張り出すことを勧めた。「単に誰かと戦うのではなく、全世界に対して夢を実現する意識を持って挑む。それによってどんどん上に上がっていける」と子どもたちや中高生に話しかけた。

子どもたちに語り掛けるピーターソン=2019年6月23日 撮影 小座野容斉

 ピーターソンは、練習の中では、ボールは常に高くタイトに保持するように、繰り返し訴えた。ラダーやミニハードルでは、「ゆっくりでいいから器具に触れないように正確なステップを踏むことが大事」と話しかけ、基礎や正確な動きの重要性を強調した。

ボールは常に「ハイ&タイト」と繰り返したピーターソン。人差し指でボールの頂点をしっかり押さえている=2019年6月23日 撮影 小座野容斉

ピーターソンがLB役になったプレーでナイスランをした少年とハイタッチ=2019年6月23日 撮影 小座野容斉

 ランプレーの実演では、走ると決めたギャップに、躊躇せず早く強く走り込むことが大切と訴えた。
 子どもたちから、似顔絵と、ニックネームの「All Day」をもじった「全日」と書かれたTシャツをプレゼントされたあと、全員で記念撮影した。

一緒にプレーした7人と一緒に記念撮影するピーターソン=2019年6月23日 撮影 小座野容斉

小学校1年から高校3年まで約320人が集まった=2019年6月23日 撮影 小座野容斉

 エイドリアン・ピーターソン

 1985年3月生まれの34歳。名門オクラホマ大学で1年生から活躍し、2007年のドラフト1巡指名でミネソタ・バイキングスに入団、2012年には2097ヤードを走ってMVPにも選出された。昨シーズンはラン1042ヤードで3年ぶりにシーズン1000ヤードを記録。APオールプロ4回、プロボウル7回選出、ラン通算13,318ヤードは史上8位(現役では2位)。

「走るギャップを決めたら、逡巡することな走り込め」と言うピーターソン=2019年6月23日 撮影 小座野容斉

 HONMONO×CAMP

 ホンモノクロスキャンプは一般社団法人日本社会人アメリカンフットボール協会が主催、Xリーグ選手委員会と 富士通スタジアム川崎の協力で開かれた。「フットボールファミリーの絆を深め、小中高生に『アメフトっておもしろいな!かっこいいな!』と少しでも感じてもらうきっかけをつくりたい」という現役Xリーガーたちの強い思いで、今年1月に第1回が開かれ今回は2回目となった。

 QB政本悠紀(IBMビッグブルー)、LB鈴木將一郎(富士通フロンティアーズ)、DL伊倉良太(ノジマ相模原ライズ)、K山崎丈路(エレコム神戸ファイニーズ)らトップクラスの現役選手やOBがコーチを務めた1部では、中学(フラッグフットボール含む)・高校から200人を上回る選手が参加。各ポジションに分かれてスキル練習を展開した。ピーターソンが参加した第2部では、112人の子どもたちが加わった。

富士通フロンティアーズLB鈴木と握手を交わすピーターソン=2019年6月23日 撮影 小座野容斉

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