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2021-04-03

日本女子ソフトボールリーグが開幕!

▲ビックカメラに移籍後、初勝利を飾った藤田倭

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日本女子ソフトボールリーグ1部が4月3日(土)に開幕。栃木県宇都宮市、兵庫県尼崎市、鹿児島県出水市の3会場で、それぞれ熱戦が繰り広げられた。

■宇都宮大会
第1試合

トヨタ自動車4対3日本精工

 トヨタ自動車は先発・後藤希友が不安定な立ち上がりで初回に失点。2回にも日本精工の六番・久保和咲にソロ本塁打を浴びる。しかし、5回に峰幸代、7回に長谷部陽香の犠飛で追いつくと、延長タイブレークの9回一死一・三塁から長谷部の中堅前に落ちるサヨナラ打で勝負を決めた。


▲自身初安打で試合を決めたトヨタ自動車2年目の長谷部陽香

第2試合
Honda6対4日立

 日立先発・坂本実桜は5回無安打の好投でケイラニ・リケッツに交代。しかし、4点を追う7回にHonda打線が覚醒。一死一・二塁から一番・杉本梨緒がチーム初安打の適時二塁打を打つと、四番・森山遥菜の2点適時打で1点差に。続く長谷川優理が3ランを放ち劇的逆転勝利を収めた。


▲Hondaの本拠地・栃木で劇的な逆転サヨナラ3ランを放った長谷川優理

■尼崎大会
第1試合

伊予銀行3-1豊田自動織機

 先制したのは豊田自動織機だった。初回、一死一塁から三番の金江爽友が一塁線を破る二塁打。一塁走者の須藤志歩が一気に生還した。一方、ダラス・エスコベドを打ちあぐんでいた伊予銀行打線は6回、一死一・二塁から「ここしかチャンスはない」との思いで打席に入った主将で三番の正木朝貴が右越え3ラン。土壇場で逆転に成功すると、このリードを4回からリリーフの庄司奈々がしっかり守り切った。


▲伊予銀行は主将・正木の逆転3ランで白星スタートを切った

第2試合
ビックカメラ高崎3-0シオノギ製薬

 ビックカメラ高崎は初回、市口侑果が先頭打者弾。二死から四番・藤田倭が中前打を放ちチャンスをつくると、五番・山本優の適時三塁打で2点目。三番・3回には内藤実穂のソロ本塁打でさらに1点を追加した。シオノギ製薬は藤田倭、濱村ゆかりを打ち崩すことができず、事実上の先発となった藤田倭は5回を2安打無失点の好投で移籍後初勝利を飾った。


▲ビックカメラ高崎に移籍後、初勝利を飾った藤田倭

■鹿児島大会
第1試合
デンソー3対1大垣ミナモ

 大垣ミナモの長井美侑が7回二死から同点打を放ち延長戦へ。8回表、デンソーは山田恵里の三遊間打で勝ち越すと、続く洲鎌夏子の遊ゴロが失策を誘い3点目。その裏をカーリー・フーバーが抑えて逃げ切った。山田、洲鎌、そして長井と両軍とも移籍加入選手が活躍する試合となった。


▲8回を投げて3安打1失点のカーリー・フーバー

第2試合

太陽誘電8-2戸田中央総合病院

 太陽誘電が10安打8得点の猛攻で戸田中央総合病院を下した。初回、四番・佐藤みなみの適時打などで2点を奪うと、3回には敵失、一番・川村莉沙の適時打などで3得点。5回と7回にも追加点を挙げ、先制、中押し、ダメ押しと効果的に得点を挙げた。戸田中央総合病院は、移籍組の數原顕子、堤加菜子がそれぞれソロ本塁打で挙げた2点にとどまった。

▲太陽誘電の尾﨑望良は5安打2失点で完投勝利をマーク

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