BBMのフォトグラファーが撮影した秘蔵写真を公開するこの連載。今回はプロ野球、2017年セ・リーグのクライマックスシリーズから。ファイナルステージを勝ち抜いた横浜DeNAベイスターズの歓喜のビールかけ!
撮影・解説◎小山真司
2017年10月24日=広島市内ホテル
CANON EOS1DXマーク2 EF16-35 F2.8 16㎜ 1/200 F5 ISO1600
上写真=ビールをかけ合うアレックス・ラミレス監督とチームキャプテンの筒香嘉智選手。別のカメラマンのフラッシュの光がいい感じに当たっています。ビールの泡がスターウォーズのライトセーバーのよう。
横浜DeNAベイスターズはこのクライマックスシリーズのファイナルステージで、セ・リーグ覇者の広島カープと対戦。初戦を落としたものの、その後4連勝してセ・リーグ初の「下剋上」で日本シリーズ出場を決めました。
試合の後は選手もファンもお待ちかねのビールかけ! 1998年に日本一を決めた後のビールかけを撮影した私にとっても、19年ぶりのベイスターズのビールかけとなりました。
そんな思いで臨んだ撮影だったのでノスタルジーに浸りつつちょっと力が入ったのですが、ファイナルステージ第2戦の後、台風の影響でまさかの2試合順延。そのせいで大幅に締め切り日を過ぎてしまって、『週刊ベースボール』では翌週の号にモノクロページで小さく扱われただけでした(涙)。
無念を晴らすべく、この場を借りて再録させていただきます。
ラミレス監督のあいさつの後、フライングでビールを開けてしまう選手たち。19年前に所属していた選手はいませんからね。みんな初めてのことでした。
チームメイトに“エグい”ビールのかけ方をするクローザーの山﨑康晃投手。クライマックスシリーズ8試合中6試合に登板するという活躍でした。
打で大活躍した梶谷隆幸選手(左)と宮﨑敏郎選手(右)。
筒香選手とともにチームの柱になったホセ・ロペス選手。4本のビール瓶からの攻撃に「もう勘弁して!」という顔をしています。
クライマックスシリーズではフル回転だったリリーフ陣。三上朋也投手(右)とエドウィン・エスコバー投手(左)。ほぼ毎試合投げていた彼らですが、この時間は疲れもないようです。
報道陣に祝泡?を浴びせるスペンサー・パットン投手。山﨑投手と同様、クライマックスシリーズ8試合中6試合に登板しました。
4連勝が始まったファイナルステージ第2戦に先発して勝利投手になったルーキー濵口遥大投手(左)と、ビールをかけられるキャッチャーの髙城俊人選手(右)
投手陣を引っ張った捕手陣。左から髙城俊人選手、嶺井博希選手、光山バッテリーコーチ、戸柱恭孝選手。
先発、リリーフと大事な場面で光った今永昇太投手。
チームメイトの背中にビール瓶を入れる井納翔一投手。
チームを引っ張ったキャプテン筒香嘉智選手。チームメイトからの攻撃にとても楽しそうな顔しています。
今年から活躍の場をMLBに移した筒香選手。所属のレイズは現在ア・リーグ東地区の2位、首位ヤンキースに2ゲーム差です。ベイスターズもセ・リーグ首位巨人に2ゲーム差の2位に(8月10日現在)。
シーズンが終わってみたら、お互い逆転優勝ってこともありますね!
こんなご時世ですし、アメリカと日本で「リモートビールかけ」なんていかがでしょう!?
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