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2021-04-11

【ボクシング】ホープ下町が4連続KO勝利/ランカー対決を仁平が制す/前田は課題残る勝利

下町の左アッパーカットが炸裂!

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 11日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で行われたスーパーフェザー級8回戦は、日本ユース・スーパーバンタム級王座を返上した日本同級9位・下町俊貴(しもまち・としき、24歳=グリーンツダ)が、ノーランクのサンダー照屋(25歳=平仲ボクシングスクール)を3回2分35秒TKO。4連続KO勝利を収めた。

文_加藤健太郎 写真_佐藤真一

 2017年スーパーバンタム級全日本新人王のサウスポー下町は、右ジャブを的確に当てると左ボディを連打した。一方の照屋はガードを固めて前に出ると、右ボディストレートを起点に左ボディを狙った。

4連続KO勝利とノリに乗る下町は、日本王座に照準
4連続KO勝利とノリに乗る下町は、日本王座に照準

 接近したい照屋に、下町は左のノーモーションからワンツーを的確にヒットしてペースを掌握。落ち着いて自分の距離を堅持した下町は3回中盤に左アッパーを決めると、後退した照屋にラッシュを仕掛け、レフェリーストップを呼び込んだ。

「スパーリングでできていたことが、試合で出せていないのでダメでした。会長の決めた試合を1試合1試合クリアして、チャンピオンを目指したいと思います」(下町)

 下町は16戦13勝(9KO)1敗2分。照屋は17戦7勝(4KO)9敗1分。

仁平が那須を倒してランカー対決制す
仁平が那須を倒してランカー対決制す

 セミファイナルのバンタム級8回戦は、日本スーパーフライ級13位の那須亮佑(25歳=グリーンツダ)と、同17位・仁平宗忍(にへい・そうにん、27歳=ワタナベ)による下位ランカー対決。ガードを固めて前に出る仁平が左右のボディを狙うと、那須はワンツーで仁平のガードを割る。3回終了ゴングと同時に仁平の右クロスが決まると那須がダウン。立ち上がった那須だが、レフェリーはカウントアウト。タイムは3分10秒。東京から乗り込んだ仁平がランカー対決を制した。仁平は17戦10勝(2KO)5敗2分。那須は22戦12勝(2KO)7敗3分。

前田のジャブが藤田の顔面を捉える
前田のジャブが藤田の顔面を捉える

 2019年全日本フェザー級新人王で、日本同級17位の前田稔輝(まえだ・じんき、24歳=グリーンツダ)は、同級21位・藤田裕史(31歳=井岡)とサウスポー同士によるフェザー級8回戦。開始から右ジャブで距離をはかる前田がカウンターの左を狙うと、藤田はプレスをかけて右を伸ばすが距離が合わず。初回は様子見だった前田が2回、積極的に左ストレートを上下に散らして攻勢に出た。
 冷静な表情でジャブを的確に当てる前田ががっちりペースを掌握。藤田も前田の打ち終わりに右フックを好打し反撃に出ると4回、左フックをヒットして前田からダウンを奪った。
 焦りの見える前田はジャブで立て直しをはかるが、藤田の独特な動きに戸惑って的確なヒットはかなわず。最終回、倒しにかかった前田だが最後までジャブからつなぐパンチに的確性を欠いた。

 スコアは77対74、78対73、78対73と、ジャッジ3者は前田を支持して勝利を掴んだが、前田にとっては課題の残る試合となった。前田は7戦7勝(4KO)。藤田は22戦9勝(2KO)9敗4分。
「貴重な経験になりました。キャリアのある選手で左を当てられず、前に出たところで打たれてしまいました。少し効きましたが、修正できたのはよかった」と、前田は反省と収穫を述べた。

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