close

2021-04-23

【アーカイブ】1964年の聖火ランナー全掲載 大分編 聖火が初めて海を渡った場所

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • line

今大会の聖火リレーは15個目の都道府県となる大分県につながれた。1964年大会の聖火リレーで愛媛県は51名の正走者が選ばれた

全ての画像を見る
3月25日、福島県からスタートしたTOKYO2020の聖火リレーは、15個目の都道府県となる大分県につながれた。世は新型コロナウイルスとの戦いの途上、それでもオリンピックのシンボルが日本全国、希望の道をつないでいく。

さて57年前、日本で初のオリンピック開催となった1964年東京大会の聖火リレーの全正走者名簿が、当時小社が発行した『スポーツ・マガジン』10月号に掲載されている。

1964年9月9日、鹿児島県、宮崎県、北海道の3カ所からスタート(北海道スタートの聖火は青森県で二手に分かれた)し、10月10日の最終ランナー坂井義則氏まで、その数、全4341人。これはそれなりに貴重な資料だろう。


今大会の聖火リレーは15個目の都道府県となる大分県につながれた。1964年大会の聖火リレーで愛媛県は51名の正走者が選ばれた


1964年10月に発行された『スポーツマガジン10月号』の表紙。ここに聖火ランナー(正走者)4341人の全リストが掲載されている

インターネットという新たな情報伝達ツールが全盛を迎えている今、57年の時を経て改めて、紛れもなく1964東京オリンピックの一部を彩った聖火ランナーたちの名前を、歴史と記録に刻み直すことが当社の使命であると考えた。

今年の聖火リレーが走るタイミングに合わせて、「57年前の聖火ランナー(正走者)」の名前を、都道府県別にリレー方式で刻んでいくこの連載。

第15回目の今回は「大分県」。

難所と言われた宗太郎峠を越えて宮崎県から繋がれた聖火は、山間部を抜けて別府湾に出た後、別府港から海上保安庁の巡視船“まつうら”に乗って四国は愛媛県へと向かった。聖火が船で海を渡ったのはこれが初めての場所となった。

57年前に大分を駆け抜けた聖火ランナーの正走者51名は、こちらだ。
※氏名は『スポーツ・マガジン 10月号』に掲載された情報通りです。

 

1964年東京オリンピック聖火ランナー
【大分県】
1964年9月11日〜12日 第2コース 51名

1 高橋 偲
2 矢野 安徳
3 藤原 諭
4 石田 政広
5 小川 逸夫
6 大鶴 昇
7 穴見 達夫
8 坂下 直光
9 平井 信友
10 桑原 敏春
11 吉田 作太郎
12 風戸 賢治
13 所賀 直樹
14 曾宮 勝人
15 田中 正司
16 石川 賢市
17 田中 尚喜
18 御手洗 史郎
19 塩月 富候
20 川野 隆生
21 丸山 峰一
22 河野 貞憲
23 川野 朝則
24 後藤 勝美
25 吉岡 修治
26 後藤 重次
27 姫島 和夫
28 荘田 善友
29 首藤 正信
30 姫島 清美
31 川野 則夫
32 羽田野 英樹
33 麻生 二郎
34 塩出 潤敏
35 原田 正己
36 軽木 清文
37 吉野 成夫
38 未光 治雄
39 丹生 久雄
40 工藤 信雄
41 高津 俊博
42 田中 未喜
43 上野 誠二
44 薬師寺 八郎
45 笠置 壽
46 仲井 道則
47 柴田 昻三
48 上尾 寛
49 安部 民治
50 島 裕
51 栗尾 真行

次回の1964東京五輪聖火ランナー全リストは4月25日に「宮崎県編」を掲載予定です。

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事