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2021-05-14

【しゅりんぷ池田のカード春秋】あの伝説のアナウンサーがカードに

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植草貞夫直筆サインカード

 「もしもXXXX年にBBMカードがあったら…」という想定の下に制作された「タイムトラベル」シリーズには選手のカード以外に、その年に起こった出来事などをカード化する「XXXX年の世相」というサブセットがあります。

 2019年に発売された、「BBMベースボールカード タイムトラベル1985」では、「ヒーロー」をヒットさせた歌手の麻倉未稀さん、新日鉄釜石を日本選手権7連覇に導き直後に引退したラグビーの松尾雄治さんのカードも作られています。そして、あのレジェンド・アナウンサー、植草貞夫さんもカード化されているのです! 同氏は元朝日放送のアナウンサーで阪神戦や甲子園大会の実況で知られ、85年の選手権決勝でPL学園高の清原和博が2本目のホームランを放った際に「甲子園は清原のためにあるのか!」と叫んだアナウンサーです。

 今回は「バックスクリーン3連発で植草貞夫アナも絶叫」というカードになっています。同年4月17日の甲子園での阪神対巨人戦でバース、掛布雅之、岡田彰布が3者連続本塁打した際に実況を担当していたのが同アナで、カード裏面にはその際の実況が再録されています。

 意外にも植草さん、東京のご出身。大学は早大政経学部と、なんと、私の大先輩だったのです。

 個人的なことを言うと、わたしがプロ野球を見始めたのがカルビーの「プロ野球スナック」が発売開始され、アニメの「侍ジャイアンツ」が放映をスタートした73年から。植草アナが実況するラジオの阪神戦を聞きながら野球を覚えていった記憶があるので、同氏のカード化が実現できたのは大変うれしかったですね。
(週刊ベースボール2020年1月20日号 掲載記事再編)


BBMベースボールカード タイムトラベル1985 直筆サインカード 植草貞夫

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