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2021-06-13

三沢光晴さんにとって丸藤正道は「唯一、怒ったことがない付き人」 【週刊プロレス】

三沢光晴さんのエルボーを食らう付き人時代の丸藤正道

 2009年6月13日、NOAH広島大会で三沢光晴さんが試合中のアクシデントで亡くなった。NOAHの丸藤正道にとって、三沢さんはプロレスラーとしての師匠であり、社会人としてのお手本を示してくれた人生の先輩。三沢さんが亡くなった直後にこんなことを語っていた。

「三沢さんは人間的にもレスラー的にも素晴らしい人。三沢さんがいなかったらというか、たぶん付き人についてなかったら、今のオレじゃないでしょうね。オレが入門して1カ月くらいしたら、もう付き人についてた。だから社会に出て初めてお手本になった大人が三沢さん。付き人についていろいろ見させてもらったりして、試合もそばで見たり組むことも多々あり、結果的には闘う相手になりましたけど。

 あの人は言わないんだよね、こうしろああしろとか。三沢さんが人とどういうふうに接しているかを見て、自分でも学ぶ。三沢さんの言葉で印象的な言葉は?とか質問されても、ないっちゃない。怒られたこともないもん。三沢さんも言ってた『唯一、怒ったことがない付き人』だって」

 今年は三沢さんの13回忌。現在、丸藤は“NOAHの象徴”と呼ばれ、副社長&大黒柱として上昇気流に乗る方舟をけん引している。

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