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2021-06-11

【女子ボクシング】 藤岡奈穂子がアメリカでV3戦

「アメリカでアピールしたい」と藤岡

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WBA女子世界フライ級チャンピオン藤岡奈穂子(竹原慎二&畑山隆則)は7月9日(日本時間10日)、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスのバンク・オブ・カリフォルニア・スタジアムでスレム・ウルビナ(メキシコ)と3度目の防衛戦を行うことが決まり、オンライン会見で発表した。同日はWBO女子世界ライトフライ級チャンピオン天海ツナミ(山木)も出場、WBA女子世界ミニマム級王者セニエサ・エストラーダ(アメリカ)と4度目の防衛戦を行う。

 藤岡は2019年7月に天海とのチャンピオン対決で引き分けて以来、2年ぶりのリング。8月には46歳になるが、ブランクの間も毎朝フィジカルとボクシングのトレーニングを続けてきたおかげで「感覚的には2年前より出来上がっている」と話す。これまで海外ではメキシコで2度、ドイツで1度試合をしてきたが、アメリカは初めて。女子ボクシングにも力を入れ始めたゴールデンボーイプロモーションの興行とあって「不安よりも期待の方が大きい」と、サッカースタジアム特設リングに立つことを楽しみにしている。

 挑戦者のウルビナは12勝(2KO)1敗の30歳。映像で見た印象を「右パンチに自信がありそう。全体的にパワフルでバランスもいい」と評した。今回の試合は当初、1ラウンド3分で行われると伝わっていたが、実際は2分と判明。すでに3分10ラウンドのスパーリングでスタミナも大丈夫と確認していた藤岡は「2分ならもっと余裕あるかな」と自信を見せた。

 4年前、初めてアメリカにトレーニングを兼ねて旅行して以来、この地で戦うことを「ボクシングキャリアの最終目標にしたい」と願ってきたという藤岡。お世話になったロサンゼルス在住のライター、宮田有理子さんにその意志を伝え、そこからつなげてもらって、ついに念願が叶った。「この状況で試合ができるのは、動いてくださった方々のおかげです。コンスタントに積んできたトレーニングの成果をこの大きな舞台で発揮して、アメリカでアピールしたい」と力強く宣言した。

写真提供/竹原慎二&畑山隆則ジム

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