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2021-06-19

【南関東IH】男子八種競技で高橋が1年生V

高1歴代2位の5484点で優勝を果たした高橋(撮影/中野英聡)

6月19日(土)、神奈川県・等々力陸上競技場で、南関東高校総体2日目が行われた。1日目から行われていた男子八種競技では、昨年の全国中学大会で四種競技2位の高橋諒(桐朋高・東京)が高1歴代2位となる5484点で優勝を果たした。

 初の八種競技となった5月の都大会では、5305点で優勝し、初の南関東高校総体に挑んだ高橋。100mからいきなり自己新記録となる11秒16(−0.5)をマークし、トップに立った。その後も走幅跳で6m72(+0.8)、砲丸投で10m70と共に自己新でトップ。2位に159点差をつけ、初日を終えた。

 2日目も、110mHで自己記録まで0秒01となる15秒45(-0.1)、やり投、1500mでは、それぞれ45m17、4分42秒08と自己ベストをマーク。1500mは「気力で走り切りました」と11秒自己記録を更新して南関東を制した。

 走幅跳では、自己ベストだったものの、「都大会と同じく踏切板の手前で踏み切ってしまった」という。100mは10秒台、そのほか砲丸投でも記録更新の余地があるという。今回同様の記録を安定して出し、もう一段階レベルアップをして、全国の舞台では、5500点をマークして3位以内に入りたいと意気込んだ。

左から1位の高橋、2位の津山、3位の落合(撮影/田中慎一郎)
左から1位の高橋、2位の津山、3位の落合。3人が全国への出場権を手にした(撮影/田中慎一郎)


 2位の津山将汰(市船橋高3年・千葉)は、自己記録まで13点に迫る5404点。「詰めの甘さが出てしまった」と悔しさをにじませた。インターハイに向けては、「もう一度初心に返って、優勝をねらいたい」と気を引き締めた。
 3位には5212点で落合直(武相高3年・神奈川)が入り、全国への切符を手にした。

 地区大会3位までの3選手が自動的に全国への切符を手にする八種競技。各地区で4~6位に入った選手のなかから上位5名も後日、全国大会への出場権を手にする。

文/常盤真葵 写真/中野英聡、田中慎一郎

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