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2021-06-23

【アメフト】フラッグフットボール初の大学対抗戦「KCFAフラッグボウル」の出場校と組み合わせが決まる

防具やヘルメットを付けず、5人制で戦うフラッグフットボール=2019年の「ハドルボウル」で、撮影:小座野容斉

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  関東学生アメリカンフットボール連盟(KCFA、廣田慶理事長)は、6月26日に富士通スタジアム川崎で、現役大学生が学校単位で参加するフラッグフットボールの競技大会「KCFA フラッグボウル 2021」を開催する。

 早稲田大学、法政大学など、アメフトの強豪校に、杏林大学も加わり7校でのトーナメントとなる。当初は、2日間で男女両カテゴリーを実施する予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、男子7チームのみの参加となったため、1日だけで、無観客で開催する。 ルールは5人制を採用する。出場校と、トーナメントの組み合わせは以下の通り。

参加7チーム:早稲田大学、法政大学、中央大学、立教大学、東京大学、慶應義塾大学、杏林大学

KCFAフラッグボウルのトーナメント表




 この大会では、関東学連選抜チームの選考も行い、世界選手権に出場する男子日本代表と7月24日に富士通スタジアム川崎で対戦する。

 主催はKCFA、後援は日本アメリカンフットボール協会で、日本社会人アメリカンフットボール協会も開催に協力する。フラッグフットボールは、2028年のロサンゼルス夏季五輪で追加競技とするために国際的な働きかけが始まっており、今回の開催は、これらの動きを見据えたもの。

 フラッグフットボールは、国際アメリカンフットボール連盟(IFAF)と、米国の競技統括団体「フットボールUSA」が、2028年の夏季五輪ロサンゼルス大会で、追加種目としての実施を目指している。五輪に次ぐ規模の世界的総合スポーツ大会、ワールドゲームズでも、2022年の米アラバマ大会でフラッグフットボールの実施が決まっている。

 日本のフラッグフットボールは、小学生から成年男女まで各カテゴリーで競技会があって日本一も決めているが、地域を中心としたクラブチームでの参加が主体で、他競技のような中学・高校・大学の部活動からの参加はなかった。大学別のフラッグフットボールでは、各大学のアメフト部OBが集うチャリティ大会「ハドルボウル」が2013年から開催され、定着しているが、現役学生が大学単位でチームを作って競う仕組みもなかった。

 日本協会は、日本フラッグフットボール協会と連携した「フラッグフットボールプロジェクト2028」を昨年からスタートさせている。学校教育の場でも、文部科学省の学習指導要領の解説として2011年に初めて掲載。2020年には新学習指導要領の本編にも掲載されるなど、授業で取り上げることできるようになっている。

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