close

2021-07-23

【TOKYO2020 ボクシング】日本代表名鑑Vol.6 森脇唯人「今回から3大会連続出場を目指す」

日本人離れしたスタイルで、村田諒太の後継を狙う

全ての画像を見る
【男子ミドル級】
森脇唯人[自衛隊体育学校]
もりわき・ゆいと
Yuito Moriwaki
生年月日 1996年8月8日
出身地  東京都足立区
身長   188cm
タイプ  右ボクサーファイター
戦績   99戦78勝(27KO・RSC)21敗
主な実績 2018年アジア競技テスト大会・金
本人コメント
「延期された1年は長そうであっという間だった。今後もあと2回は五輪に参加したいが、だからといって今回はメダルを獲得できなくてもいいという意味ではない。最後の追い込みで、実戦感覚をなるべく多く養って、ベスト・コンディションをつくりたい」

Introduction
“大柄な人間は動きが遅い”。日本人選手に対するそんなイメージを覆し、森脇は188cmの高身長で機敏に動き回る。
 日本人離れしたその動きが発揮される以前──空手や駿台学園高校ボクシング部時代までは、「素人の喧嘩のような技量だった」と自分で振り返るが、法政大学時代に才能が開花し、大学リーグ戦や全日本選手権で活躍。国際大会でも表彰台入りを果たすようになった。
 五輪国内代表を決する2019年の全日本選手権では、競技の“レジェンド”的存在で、プロでも世界ランカーとして活躍した佐藤幸治を強烈な左フックでキャンバスに沈めた。この一打には、かつて佐藤を天敵視していた現WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太も舌を巻き、「キミのこと、すごいと思っている」と森脇を激励している。
 そもそも男子ミドル級は、村田がロンドン五輪で日本史上48年ぶりにボクシング金メダルを獲得した階級。森脇はその後継者にふさわしいのか、東京五輪で試される。

初戦
7月26日 モーニングセッション(11時~)
vs.ダニヤル・シャバフシュ(イラン)

取材・文&写真_善理俊哉 Text & Photo by Shunya Seri

タグ:

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事