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2021-07-26

【東京五輪・陸上展望】女子100mハードル/ハリソンが優勝候補筆頭。寺田、青木は決勝進出を狙う

ファイナル進出を狙う寺田

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【女子100mハードル日程】
予予選   7月31日 10:45
準決勝   8月1日  19:45
決勝       8月2日 11:50


 リオで五輪史上初の表彰台独占に成功したとき、大国アメリカをけん引したB・マクニール(McNeal)が、薬物検査改ざんの疑いで資格停止。今回の全米選手権で2位に入ったものの控訴が却下され、C・クレモンズ(Clemons)、G・カニングハム(Cunningham)が繰り上がった。

 渦中の女王を除くと、世界記録保持者のK・ハリソン(Harrison/アメリカ)が好調だ。12秒20を出したのは、リオ五輪国内選考会で敗退した直後。東京で一番美しい色のメダルを渇望していることは間違いない。

 4月に自己新の12秒32を出し、今季トップに立つJ・カマチョ=クイン(Camacho-Quinn/プエルトリコ)は、リオ五輪では準決勝で失格。T・アムサン(Amusan/ナイジェリア)は、19年世界選手権で銅メダルを0秒02差で逃し、C・センバー(Sember/イギリス)もリオ五輪で0秒02差の4位に甘んじた。彼女らの雪辱の走りにも注目だ。ジャマイカからは5月に12秒58の自己新を出した20歳の新鋭B・アンダーソン(Anderson)が初の五輪出場。

 日本勢では、寺田明日香(ジャパンクリエイト)、青木益美(七十七銀行)も、予選、準決勝と自身の日本記録を塗り替える走りができればファイナリストも夢ではない。また、2大会ぶりの出場なる木村文子(エディオン)も持てる力をすべて発揮し、予選突破を狙う。

今季の世界リスト1位のカマチョ=クイン
今季の世界リスト1位のカマチョ=クイン


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