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2021-07-25

【競泳】“カツオ”こと松元克央が金メダル獲得に挑戦!/競泳第2日目午後展望

2019年光州世界選手権では男子200m自由形で銀メダルを獲得した松元。金メダル獲得へいい形で準決勝に進みたい(写真◎GettyImages)

東京五輪競泳第2日目は25日、東京アクアティクスセンターで行われている。午前セッションでは大橋悠依(イトマン東進)が女子400m個人メドレーで金メダルを獲得。この勢いに乗って、午後の予選でも好記録連発といきたいところ。午後セッションの見どころを日本選手中心に確認していこう。

まずは女子100m背泳ぎに小西杏奈(ガスワン)が出場する。独特のスタートから身体能力の高さを生かした泳ぎで準決勝に進出したい。
海外選手で注目したいのはオーストラリア五輪選考会で世界新をマークしたK・マッキューン。2019年光州世界選手権で当時の世界新記録を樹立したR・スミス(アメリカ)との争いは見逃せない。

男子200m自由形では“カツオ”こと松元克央(セントラルスポーツ)が金メダル獲得を狙う。昨日の午後セッションを見ると全体的に記録が高いだけに、少なくとも1分45秒前半で泳いで明日の準決勝につなげたい。
ライバルはD・スコットとT・ディーンのイギリスコンビ。昨日の400m自由形では良いところのなかったD・ラプシス(リトアニア)も実力者で、どこまで調子を上げてくるか。

渡部香生子(JSS)青木玲緒樹(ミズノスイムチーム)の二人が出場する女子100m平泳ぎ。この種目は全体的なレベルが高く、準決勝進出にも1分6秒台前半、決勝には1分5秒台が必要になりそう。本来の力を発揮すれば二人とも決勝に進出できるだけに、しっかりと予選を泳ぎたい。
この種目の優勝候補はL・キング(アメリカ)。同胞のL・ジャコビーと共にワンツーフィニッシュとなるか。

男子100m背泳ぎには日本最年長の入江陵介(イトマン東進)が登場。得意の200m背泳ぎにつなげるためにも、しっかりと準決勝、決勝と駒を進めていきたい。
男子背泳ぎは100、200mとも1996年アトランタ五輪以来、アメリカが金メダルを守り続けてきた種目だが、今大会はロシアのE・リロフが優勝候補。アメリカはリオ五輪100、200m背泳ぎ2冠のR・マーフィーにその命運を託す。

女子400m自由形は小堀倭加(日本大3年)と難波実夢(近畿大1年)が出場する。自由形長距離に日本選手が出場するのは2008年北京五輪以来。20歳の小堀、19歳の難波と若い力で決勝進出を目指し、世界との差を縮めていきたい。
優勝争いはK・リデキー(アメリカ)とA・ティトマス(オーストラリア)の実力者二人が中心。世界記録はリデキーが持つが、2019年世界選手権ではティトマスが勝利。東京五輪ではどちらに軍配が上がるか。

男子400mフリーリレーには中村克(イトマン東進)、関海哉(日本大4年)、難波暉(新東工業愛知)、塩浦慎理(イトマン東進)の4人で挑む。決勝進出は最低条件。自由形短距離のエース・中村を中心に上位進出といきたい。

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