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2021-08-08

8月8日はアントニオ猪木vs藤波辰巳60分フルタイムドロー!の日【週刊プロレス】

アントニオ猪木に卍固めを決める藤波辰巳

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 1988年8月8日、新日本プロレス横浜文化体育館大会で藤波辰巳(現・藤波辰爾)のIWGPヘビー級選手権にアントニオ猪木が挑戦した。

 藤波はまさに全盛期。新日本改革のために飛龍革命をスタートさせ、同年5月にビッグバン・ベイダーを破ってIWGPヘビー初戴冠を果たしていた。

 一方、猪木のコンディションはアバラ骨が目立つほど肉が落ち、衰えが隠せない。同年7月22日には長州力に初のピンフォール負けを喫していた。

 そんな中でおこなわれた世代交代を懸けた師弟対決。当時は新日本プロレス自体も前田日明ら新生UWF勢が退団し、同年4月にはTV放送がゴールデンタイムから土曜夕方に変更。大量離脱に見舞われた1985年9月19日以来の猪木vs藤波は、切り札カードでもあった。

 試合は新日本プロレスが誇るストロングスタイルを示す激闘となる。猪木は驚異的なスタミナで藤波と渡り合い、最後は60分フルタイムドローで決着。藤波が猪木に初めて負けなかった事実。猪木が初めて藤波に勝てなかった意味。プロレスファンのさまざまな妄想をかき立てる一戦となった。

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