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2021-08-01

【ソフトボール】インターハイ(女子)優勝した多治見西、千葉経済大附、山梨学院、長崎商業の戦いぶり

▲降雨の影響で4校優勝となったインターハイ(女子大会)。多治見西、千葉経済大附、山梨学院、長崎商業の監督と主将が表彰を受ける(写真/牛島寿人)

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福井県敦賀市を舞台に、7月28日(水)から31日(土)まで開催されていた『第73回全日本高等学校女子選手権大会』。大会初日は降雨の影響で1日順延となり、31日に行われた準々決勝で打ち切りとなった。多治見西(初)、千葉経済大附(5年ぶり2度目)、山梨学院(初)、長崎商業(初)の4校が優勝に輝いた。

(文=古江美奈子、写真=牛島寿人)



 左上のブロックを勝ち上がったのは多治見西(岐阜)。準々決勝では今春のベスト4・創志学園(岡山)と対戦した。2点リードで迎えた6回に一死満塁、7回には無死二塁のピンチを招きながら、いずれも無失点に抑えた。4試合すべて新屋ひなた、伊藤瑠莉の継投で1失点。堅い守備力を武器に勝利を手にした。


 続いて左下のブロックは千葉経済大附(千葉)が勝ち上がった。2回戦は13安打を放って7対1で勝利。3回戦は11安打するも、2得点と苦しみながら2対1で逃げ切った。そして準々決勝では聖霊(愛知)を相手に、初回に四番・宮﨑眞緒の2ランなどで先制に成功。チーム力を発揮して、戦い抜いた。


 右上のブロックは山梨学院(山梨)。初戦となった2回戦は、鶴岡東(山形)と3時間42分の熱戦を繰り広げた。後攻の山梨学院は失点すれば、その裏に同点に追い付き食らい付く。タイブレーク13回、九番・中込楓のサヨナラ打で試合を決めた。3試合すべて先制されながらも、逆転する底力を見せた。


 最後に右下のブロックは長崎商業(長崎)。2回戦では大津商業(滋賀)との延長10回を3対0で勝利。準々決勝では、今年のセンバツ準決勝で0対3で敗戦した佐賀女子(佐賀)と対戦した。先制しながらも逆転を許す苦しい展開になりながら、再逆転に成功。センバツ覇者から初白星を挙げての初優勝となった。


  昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、2年ぶりの開催となった。当時の3年生と一緒に戦えなかった悔しさを胸に、またソフトボールができる喜びを噛み締めながら戦った選手たち。参加した全チームがそれぞれの思いを出し切って、熱戦を繰り広げた。


 この大会の詳細はソフトボール・マガジン11月号(9月24日発売)でお届けします。

文責=ソフトボール・マガジン編集部

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