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2021-08-21

愛川ゆず季が“昭和の洗礼”ダンプ松本戦「プロレスの厳しさを体で実感しました」【8月21日は何の日?/週刊プロレス】

愛川ゆず季をマイクで殴りつけ、コードで首を絞めたダンプ松本

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 2011年8月21日「ゆずポン祭4~ゆずポン夏の納涼フェスタ~」新木場1stRING大会で愛川ゆず季がダンプ松本とシングルで対戦した。

 前年10月にデビューし、女子プロレス界の救世主となった“グラレスラー”と、抜群の知名度を誇るレジェンドヒールの異次元対決。愛川は得意のゆずポンキックを中心に攻め込んだが、ダンプはビクともしない。

 絶対の自信を持っていたゆずポンキックがまったく通じない中でも愛川は後方回転エビ固めで3カウントを奪取。しかし、ダンプは裁定に納得いかない様子で暴れ続け「ロッシー小川、今のフォールでどう思うんだ?」と大会主催者へもケンカを吹っかける。

 小川氏はマイクで「今のはお客さんも納得いかない。もう一回だ」と売り言葉に買い言葉で再試合を提案。突然の事態に控室に引き揚げていたレフェリーも慌ててリングに駆けつけてきた。

 再試合でもダンプの猛攻は激しくなる一方。愛川の攻撃は仁王立ちで受け止められ、やはりまったく効かない。

 結局、愛川が押し込む場面もないまま、ダンプが場外で高橋奈苗(現・高橋奈七永)とやり合っている間にカウント20が数えられ、愛川のリングアウト勝ちで決着。試合後、ダンプからの“昭和の洗礼”を耐え切った愛川は「プロレスの厳しさを体で実感しました」と語った。
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