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2021-08-27

【アメフト】関西学生も開幕を延期「9月12日までは全ての試合を開催せず」 今後の日程・方式を協議

開幕が延期となった、関西学生アメフト。写真は長浜ひょうたんボウル 立命館大学 対 龍谷大学 の一戦から=2021年7月 撮影:佐藤誠

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関西学生アメリカンフットボール連盟(川口隆弘理事長)は、8月26日に臨時理事会を開き、9月3日に予定していた2021年の秋季リーグ戦の開幕を延期すると決定した。新型コロナウィルス感染症の感染拡大が理由。8月26日深夜、関西学連の公式サイトや公式SNSを通じて発表した。

[9月12日(日)までの試合はDIV関係なく全ての試合を開催致しません。]

としている。今後いつからどのような方式で秋シーズンを始めるかは、現段階では未定。

 関西学連は、今季は、一昨年までと同様のリーグ戦の開催を目指していた。しかし、ここにきてのコロナ感染拡大によって「通常のリーグ戦は開催できない」と判断した。当初は、「緊急事態宣言」あるいは「まん延防止等重点措置」が発令中であっても開催する予定だった。

開幕を延期するのは以下の理由。

■予定された試合会場で、各自治体から開催見合わせや施設使用時間短縮の要請・指示がある
■各自治体・各大学から、相当数のチームに対して、県境/府境をまたいでの活動禁止の要請・指示がある
■陽性者あるいは濃厚接触者と判定されたメンバーがチームから出たために、1-2週間の活動停止指示を大学当局から受けたチームが相当数ある
■大学当局からチームに対して練習時間・練習参加人数の規制がかかっており、試合への準備が遅れているチームが相当数ある
■救急医療現場は逼迫しており、試合会場で救急車要請などがあれば、救急医療に更なる負担をかける。さらに、搬送が困難な事態が生じれば、選手の安全も守れないという危惧がある

関西学連は、今後の開幕とシーズン施行について

・コロナウイルスの拡大状況
・緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の延長の有無
・それに伴う各自治体や各大学からのチームに対する要請
・各チームの試合に対する準備状況

などを勘案して、理事会において判断・決定し、発表するとしている。

 国内のアメリカンフットボールでは、関東学生連盟が、9月4日の開幕を約1カ月遅らせ、10月2日とすることを決めた。日程が短縮されるため、昨年と同様、リーグを2分割して実施。ブロック分けや変更された対戦カードも発表となった。

 また、Xリーグは、最上位「X1 スーパー」所属のオール三菱ライオンズが、開幕から2試合の出場辞退を決めているが、現状では日程の変更はない。

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