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2021-09-22

【BBMカードコラム】#2021-21「2021BBMベースボールカード 千葉ロッテマリーンズヒストリー1950-2021」/ロッテひと筋で22年間プレーした球団史に残るいぶし銀

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BBMカードの編集担当が担当アイテムについて思うところを記す当連載。
今回は「2021BBMベースボールカード 千葉ロッテマリーンズヒストリー1950-2021」より球団歴代3位の2064試合に出場した堀幸一について語ります。



ロッテひと筋でプレー
 22年の長きにわたってロッテひと筋でプレーした堀幸一がインサートカードの「球団記録」で出場試合数が歴代3位の2064試合ということでカード化されています。ロッテ球団で通算の出場試合数が2000を超えているのは福浦和也(2235試合)、榎本喜八(2161試合)、堀、有藤通世(2063試合)の4人しかいません。1試合差ながら「ミスター・ロッテ」と呼ばれた有藤を上回っているのですから立派な記録です。

TR1 堀 幸一
TR1 堀 幸一

 打撃タイトルに輝いたことはなく、特に目立った存在ではなかった同選手でしたが、他の部門でも1827安打は球団歴代4位、183本塁打は同8位、810打点は同7位と球団史に残る選手と言っても過言ではないでしょう。

 堀は長崎・海星高から88年にドラフト3位で入団。2年目の89年に20安打、3年目の90年に34安打と早々に頭角を現します。90年に6本塁打と非凡な長打力を発揮すると同年オフには背番号がそれまでの45から5に変更されます。

 こうした球団の期待に応え、高卒4年目の91年には二塁の定位置を奪って20本塁打を記録。堀は同年からの15シーズン中11シーズンで100安打をマークする主力選手に成長します。

 同選手は二塁のイメージが強いと思いますが、95~96年には南渕時高とポジションを交換して遊撃を守り、また、フリオ・フランコがロッテに復帰して二塁を守った98年には外野を務めました。このように複数ポジションを守れる器用さが、彼のキャリアを長いものにしたのではないでしょうか。

 器用さは守備だけでなく打撃でも発揮され、主軸から一・二番、下位打線と幅広い起用に応え、98年には史上4人目の全打順本塁打も記録していました。

 優勝した05年には打率.305をマークしてプロ18年目にして初のベストナインに輝きます。18年目というのはおそらく史上もっとも遅い初受賞ではないでしょうか(年齢では元ヤクルトの宮本慎也が41歳の11年に初受賞。宮本は同年がプロ17年目)。堀は翌年から出場試合数が3ケタを切り、10年に引退となりましたので、受賞は本当ギリギリのタイミングだったと思います。

 13年からコーチとしてチームに復帰し、今季でロッテひと筋のキャリアは32年目を迎えています。これからも球団の伝統を後輩の選手たちへと伝えていってもらいたいものです。(しゅりんぷ池田)

No.41 堀 幸一
No.41 堀 幸一

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