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2021-10-04

鈴木みのるが藤原組東京ドーム大会でレスリングの強豪に激勝!「ゴングが鳴ってから2分もしたら、金メダリストの顔が新弟子に見えてきた」【10月4日は何の日?/週刊プロレス】

歓喜のガッツポーズを見せた鈴木みのる

 1992年10月4日、藤原組が初の東京ドーム大会「STACK OF ARMS」を開催。興行的に苦戦が予想されていたが、ふたを開けてみれば、4万8000人の観衆を動員と大成功だった。

 大会は非常にいい雰囲気で進んでいき、藤原喜明が210cm、130kgというアームレスリング・ヨーロッパ王者のツハダゼ・ザオールにアキレス腱固めで快勝。高橋和生がムエタイの強豪であるスパマン・オー・ソットサバーを腕ひしぎ腕固めで破り、ウェイン・シャムロックがキックボクシングのドン・中矢・ニールセンを45秒で仕留めた。

 迎えたセミファイナル。鈴木みのるは1988年ソウル五輪レスリング・フリースタイル130kg級金メダリストのゴビリシビリ・ダヴィッドと対戦。純白のタイツで大一番に臨んだ。

「ゴングが鳴ってから2分もしたら、金メダリストの顔が新弟子に見えてきた」
 左ローキックをゴビリシビリの左内股に打ち込んで体勢を崩した鈴木はニヤリと笑った。強烈なフロント・スープレックスを食らう場面もあったが、両足タックルに的確に対応して、上から押さえつけるとバックに回って首に絡みついてスリーパーホールドへ。

 これで勝負あり。鈴木はガッツポーズで喜びを爆発させた。試合後には「次は(モーリス・)スミスとやって格闘技戦は終わりにしたい」と語り「船木vsスミスを見たいんで、このへんでいいですか?」と足早にコメントルームから退室。メインで船木誠勝と引き分けた直後のスミスとにらみ合い、リベンジ戦に向けて動き始めた。

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